特定非営利活動法人ユニバーサルイベント協会

すべてのイベントをユニバーサルに…

理事長あいさつ

 わが国は少子高齢社会に突入し、2010年には高齢化率が23.0%となり、超高齢社会(高齢化率20%以上)に移行し、2013年の人口推計では、高齢化率が25.0%と過去最高となりました。少子高齢社会が及ぼす影響は、個人の生き方や働き方、事業や開発のあり方、まちづくりのあり方など地域社会にさまざまな影響を及ぼします。このような社会情勢の中で、企業や地域社会におけるまちづくりにとってイベントは重要な役割を果たしていると同時に、少子高齢社会への対応が求められています。

 イベントは20世紀の社会・経済にとってきわめて有効なコミュニケーション手段として機能してきました。今、21世紀を迎え、イベントの更なる発展と貢献を考えるとき、イベントのつくり手としても受け手としても生活者の立場に立って、「参加する誰もが(高齢者も障がいのある人もすべての人々が)困難なく快適に参加でき、充実したコミュニケーションが実現できるイベントづくり」を目指します。ユニバーサル環境(共生社会、男女平等社会、障壁のない社会、循環型社会)に基づき、すべての人々が平等に参加できるユニバーサルイベントを提唱していきたいと考えています。

 イベントは本来、参加を希望するすべての人が、困難なく快適に参加でき、充実したコミュニケーションが実現できる空間です。“身障者対応”“;高齢者対応”を特別に考えるのではなく、当然、企画計画・会場設営・運営すべてにわたり、誰もが参加できるという前提で考えられるイベントが21世紀には求められてきます。ノーマライゼーション(共生社会)は、人権の国際マナー、グローバルスタンダードとなっています。すべての人が参加できるイベントを「ユニバーサルイベント」と名づけ、そうしたイベントにはどのような視点や配慮が必要なのか、どのような技術の開発が求められているのか、その方向性をユニバーサルデザインの視点や障がいのある人の意見などから探り、ともにつくりあげていく機会としたいと考えています。

 特定非営利活動法人として、21世紀の新たなイベントとしてのユニバーサルイベントをともに構築し、地域づくり、まちづくりに貢献したいと考える人が集い、ともに研究し、少子高齢社会に対応する地域づくり、社会づくりに貢献していきたいと考えています。

写真:内山早苗
特定非営利活動法人ユニバーサルイベント協会
理事長 内山 早苗

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