特定非営利活動法人ユニバーサルイベント協会

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'06ユニバーサルキャンプin八丈島 報告書

集合写真

ユニバーサルキャンプの概要

開催日程
2006年9 月2 日(土)〜 4 日(月)
開催場所
八丈島 底土キャンプ場・その他
参加者数
100名=企業研修参加者・一般参加者・スタッフ
24 名=八丈島 ちょんこめ作業所
約50名=八丈島の人々
共催
東京都八丈島八丈町
主催
NPO法人ユニバーサルイベント協会

ユニバーサルキャンプ開催の意図
 多様性(ダイバーシティDiversity =すべての人が含まれる)を認めあい、ユニバーサル環境推進への気づきと行動変容を体験することを目的に行っています。
 そのため、八丈島という豊かな自然の中で、キャンプという日常生活よりすこし不便な環境を味わいながら、年齢や身体的条件に関わりなく誰もがそれぞれできることとできないことがあることに気づき、お互いに対等な関係で協力しながらサポートしあうという経験を通して、互いの違いに気づき、一人ひとりが尊厳を持つ対等な関係としての自立・自律をめざすとともに、その輪を広げていきたいと考えて実行しました。

後援・協賛・協力企業/団体

感謝!多くの企業・団体のお力をいただきました

後援・協賛・協力企業/団体一覧
後援 国際ユニヴァーサルデザイン協議会
社団法人 日本イベント産業振興協会
社会福祉法人 朝日新聞厚生文化事業団
特別協賛 大同生命保険 株式会社
協力 NPO法人アニミ
NPO法人江戸川手話通訳者協会
株式会社 三進社
全日本空輸 株式会社
株式会社 創環
ちょんこめ作業所
東海汽船 株式会社
NPO法人ニュースタート事務局
八丈町の皆さん
毎日新聞社
ピアサポート 株式会社
NPO法人野外活動教育振興会
協賛 株式会社 アインズ
アサヒアイドマ 株式会社
株式会社 旭創業
株式会社 アダチ
岩波映像 株式会社
株式会社 エキスプレス工業社
有限会社 エイ・エル・ピー
エス・ビー・エイ 株式会社
株式会社 エバニュー
大塚製薬 株式会社
株式会社 岡村製作所
カバヤ食品 株式会社
キリンビール 株式会社
キリンビバレッジ 株式会社
株式会社 ケーアイ
株式会社 光和
コクヨS&T 株式会社
コクヨファニチャー 株式会社
株式会社 ササオ
株式会社 三恵社
株式会社 サンク・アール
サントリー株式会社
株式会社 シナノ
株式会社 スリーライト
株式会社 泰生社
株式会社 丹青社
株式会社 丹創社
株式会社 テクノアート
株式会社 デンソー
東京海上日動火災保険 株式会社
株式会社 東宝映像美術
東陶機器 株式会社
株式会社 バイオセレント
株式会社 ピクセン
株式会社 フォトクラフト社
富士通株式会社 総合デザインセンター
株式会社 フレンテ・インターナショナル
三菱電機株式会社 デザイン研究所
株式会社 ロゴスコーポレーション
株式会社 ヤマネ
株式会社 UDジャパン
他 企業2社 個人1名

(敬称略、50 音順とさせていただきます)

キャンプ報告

事前研修

事前研修は講義と実習

 ユニバーサル環境を推進するために重要な、社会的背景と多様性の理解を、事前に講義と実習で修得していきました。
 北の丸公園で行った車いすと白杖を使っての実習は、車いす当事者の講師による指導で、研修参加者は目から鱗の体験であり、キャンプで大変役立ったという。

事前研修参加者 24名
日時 2006 年8 月23 日(水) 10:00 〜 17:00
会場 毎日ホール(毎日新聞社内)、北の丸公園内
講師 内山早苗 服部一弘 平野道器

キャンププログラム

気づきから行動へ …キャンププログラムは考え抜いて…

1日目 
夜、テント内で食事をしている写真
  • コラボでうまうまキャンプディナー
  • 八丈の夜に“語り”を聴く会
  • 八丈スターウォッチング
2日目
ユニボンの模様を写した写真
  • ダイバーシティ・コミュニケーション
  • (自由時間=温泉・海水浴 など)
  • ユニバーサル盆踊り(ユニボン)
3日目
手話コーラスの模様を写した写真
  • ユニバーサルスポーツ
  • 折々に「手話コーラス」

事後研修

気づきを具体化するための白熱の事後研修

事後研修参加者 22名
 日時 2006 年10 月2 日(月) 10:30 〜 16:30
 会場 毎日ホール(毎日新聞社内)
 講師 内山早苗 服部一弘 岡村道夫

ワークショップ−ユニバーサルキャンプの体験を仕事や活動に活かす
  1. キャンプの感想…発表
  2. ワークショップ1…キャンプ体験の気づきを整理する
  3. 気づきと学びをさらに深めるために…障がい当事者からの講義
  4. ワークショップ2…あったらいいな商品・サービスへの配慮の視点を考える
  5.   
  6. ワークショップ3…あったらいいな商品・サービスの企画作成・発表
  7. まとめ…さまざまなお客さまへの対応を考える

ユニバーサルキャンプは成果と活動の波が広がりはじめています。

10 月には「第2回国際ユニヴァーサルデザイン会議」
このユニバーサルキャンプの成果を、今年は「第2回国際ユニヴァーサルデザイン会議」(2006年10月22日から26 日京都)に「気づきと可能性を広げるユニバーサルキャンプ」と題して論文を提出し、企業・地域・障がい者の立場からその成果と可能性を発表します。

12 月には「エコデザイン2006 アジア・パシフィック シンポジウム」
12 月11 日・12 日東京で開催される「エコデザイン2006 アジア・パシフィック シンポジウム」に論文提出・発表をいたします。
ユニバーサル環境で欠かせないエコロジーの視点と多様性への行動変容をまとめました。
キャンプの実際を通して行ったごみなし作戦を中心に振り返ります。

2007 年の2 月までに財団法人都市農山漁村交流活性化機構へ調査報告書提出
新たなグリーンツーリズムの方向性をユニバーサルキャンプに見いだしている私たちは、高齢になっても障がいを持っていても楽しく旅行が楽しめ滞在もできる、そんな地域がもっとほしいと考えています。ユニバーサルキャンプはそんな「ユニバーサル・グリーンツーリズム」としての展開も可能です。そのための地域の関わり方を八丈の方々に聞き取りを行い、可能性と方向性を提案いたします。

参加者とスタッフの垣根がなくなりつつあります

気づきの深まりが嬉しいアンケート

  • 時間が長かったのに、長いと感じなかった。自分一人では聞けないことが聞け、それによってどんどん 障害のある人が自分と変わらないことを実感できた。
  • ハードだけでは解決できないこと、してはいけないことを体現できた。日本のUDはハードで全て対応 しようとし、細かいことにこだわりすぎる。現場の本質を捉えるためには「一緒に過ごすこと」が非 常に大切だと感じた。
  • 自分が思ってる壁は自分で作った壁なのだと反省。両手片足を失った男性の目を見て、人生を楽しく生 きようとする前向きな気持ちを尊敬した。自分も恐れずに人間らしく生きようという気持ちになれた。
  • 様々な特性をもった100人弱の人たちが、八丈島で一緒にキャンプをするなんて一見不可能に思える 企画。それが想像以上の一体感・盛り上がり・達成感・感動でびっくりした。

参加者の半数以上が参加しているmixi コミュニティ
キャンプの最終日、これからも連絡を取り合いたいと、参加者からの発案で mixi にコミュニティを立 ち上げることに決まりました。2006 年10 月現在、登録者45 名、一般参加者の半数以上が参加していま す。また、来年も参加して、企画段階から協力したいと言う参加者が多く、スタッフと参加者という垣 根がなくなりつつあることに力強さを感じています。

ユニバーサルスポーツの広がり
キャンプの最終日に成果を結集して行っているユニバーサルスポーツは、キャンプ関係者からの広がり で、コラボレーションが生まれつつあります。東京江戸川区でのユニバーサルスポーツ実施や一緒に協 力してほしいというユニバーサルカヌーを進めるNPO、島根県からの要請など、少しずつではあるが 確実な広がりを見せています。

今年最高気温ではないかというほどの真夏の炎天下、
風の気持ちいい北の丸公園での事前研修、
その後のキャンプ説明会に始まって、

ハリケーンから緯度を越え方向転換した台風12号が遥か南の海上を進んでいる、
岸壁の大波を見ながらの2006年のユニバーサルキャンプ。
大風や夜半の大雨、かんかん照りと変化に富んだ天候のなか、
今年もさらに大きな気づきと感動をもらって八丈島を後にしました。

そして、青空の高い秋、
キャンプの気づきと成果を仕事や生活にどう活かすか、
知恵と工夫をひねり出した、熱気あふれるワークショップ。
今年もユニバーサルキャンプは無事終了しました。

その後も、さまざまな活動へと広がりを見せています。
来年に向けて、また多くの皆さまのお力を頂戴いたしたく願っております。

来年も皆さま、一緒に八丈島に行きましょう!!

ご協力、ありがとうございました。心より御礼申し上げます。

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