お知らせnews

「チャイム」 ー ユニバーサルイベント協会理事 犬塚圭介

2021年12月24日 コラム

僕は今まで多様性やマイノリティを語るとき、そこに自分自身を含んでいただろうか。自分の中にある多様性やマイノリティに気づかぬまま「誰かの多様性、マイノリティを受け入れてあげる」という、どこか他人事で向き合っていたのではないか。あなたはどうですか?
もし、マジョリティ(多数派)に属することで無意識に自分自身を安心させ、結果として自分の中の多様性から目をそらして生きることにつながっているのだとしたら、一度立ち止まるのも良いかもしれません。

11月19日オンラインユニバーサルキャンプのプログラムとして、3名のゲストを招いたトークセションを開催しました。

1人目のゲストはパラリンピアンの杉浦佳子選手。2人目はYouTube・Instagram・TikTokでフォロワー数3万人のジェンダーレス女子 じょんさん。3人目は日本とガーナにルーツを持つシンガーの矢野デイビッドさん。紙面の都合上、トークの詳細は紹介できないが印象に残った言葉をいくつか紹介します。

杉浦選手
「欠点や短所があるからこそみがかかれることがある」
「障がいを負って夢に近づけた」
「私にしかできない仕事がある」

じょんさん
「私って実はこんなんだよねってぶっちゃけたときに、いいんじゃないそういう人もいるよねと、そう言い返せる社会が理想」
「家(家庭)、仕事、学校以外の第三の場所、サードプレイスは人間性を豊かにしていく上でも必要なこと」

矢野デイビッドさん
「日本とガーナそれぞれで感じた自身の違和感」
「多くの人がフレームに収まらないといけないと思っている」
「しょうがない・・・しかし、そこに違和感があれば受け入れてはいけない」
「みんなの中にマイノリティがある、マイノリティをシェアする場所が必要」

3人の方に共通していたメッセージは「自分をさらけだすことに恐れを持たないこと」。それは誰の中にもあるマイノリティに向き合うことであり、そこに自尊心を持つこと。そのためにも日々感じる人との違いを肯定的に捉え、自分の中にある多様性に気づくことではないでしょうか。デイビッドさんの言う「違和感」はそのキッカケとなるチャイムなのかもしれません。

そのチャイムに気づいたとき、それを安心して話せる場所や仲間がいれば、つまり自分をさらけ出すことができれば人生が豊かになるのではないでしょうか。

そのためにも必要なのがサードプレイス。ユニバーサルキャンプもそのような存在の一つなれることを目指しています。

自分無き多様性ではなく、自分の中の多様性やマイノリティを肯定的に認めることが自尊心を育み、他者への敬意や尊重が生まれることが社会全体のダイバーシティ&インクルージョンへの入り口になるのではないでしょうか。

一度立ち止まり、自分の中に響く違和感のチャイムに耳を傾けてみませんか。

理事 犬塚圭介

お電話でのお問い合わせ

03-5460-8858

営業時間

平日 9:00~16:00 (休・祝日を除く)

イベントカレンダー

各イベントのスケジュールを掲載しています。
色の部分をクリックしてご確認ください。

12月 2021
月曜日 火曜日 水曜日 木曜日 金曜日 土曜日 日曜日
2021年11月29日 2021年11月30日 2021年12月1日 2021年12月2日 2021年12月3日 2021年12月4日

1:00 PM: オンラインユニキャン2021 八丈島DAY

2021年12月5日
2021年12月6日 2021年12月7日 2021年12月8日 2021年12月9日 2021年12月10日 2021年12月11日 2021年12月12日
2021年12月13日 2021年12月14日 2021年12月15日 2021年12月16日 2021年12月17日

7:30 PM: UEAオンライン手話サークル

2021年12月18日 2021年12月19日

1:00 PM: オンラインユニキャン2021 Final Day

2021年12月20日 2021年12月21日 2021年12月22日 2021年12月23日 2021年12月24日 2021年12月25日 2021年12月26日
2021年12月27日 2021年12月28日 2021年12月29日 2021年12月30日 2021年12月31日 2022年1月1日 2022年1月2日
Twitter
Visit Us
Follow Me
Tweet
Youtube
Instagram