「第3回ユニバーサルキャンプ in 八丈島報告書」をテキストにいたします。この報告書は、報告1、メインプログラム、報告2お楽しみの2部構成となっており、全29ページとなっています。 以下より本文となります。 表紙 「第3回ユニバーサルキャンプ in 八丈島報告書」 2007年9月8日から9月10日 特定非営利活動法人(NPO)ユニバーサルイベント協会 写真の説明。八丈富士を背景に撮った全体の集合写真です。写真の説明終わり。 裏表紙 感謝 ユニバーサルキャンプは多くの方々のお力添えにより実現しました まる、後援 社団法人日本イベント産業振興協会 国際ユニヴァーサルデザイン協議会 まる、特別協賛 大同生命保険株式会社 まる、研修協賛 株式会社岡村製作所 株式会社スリーライト ソニー株式会社 株式会社デンソー 日産自動車株式会社 富士通株式会社 松下電器産業株式会社 三菱電機株式会社 まる、協力 ANAセールス株式会社 NPO法人アニミ NPO法人江戸川手話通訳者協会 株式会社創環 ちょんこめ作業所 東海汽船株式会社 NPO法人ニュースタート事務局 八丈町の皆様 ピアサポート株式会社 NPO法人野外活動教育振興会 手話通訳ボランティア 1名 まる、協賛 株式会社アインズ アサヒアイドマ株式会社 株式会社アセント 株式会社アダチ 株式会社イマジカイメージワークス 岩波映像株式会社 株式会社エキスプレス工業社 江崎グリコ株式会社 エントロス株式会社 大塚製薬株式会社 カバヤ食品株式会社 キリンビバレッジ株式会社 キリンビール株式会社 株式会社ケーアイ 株式会社光和 コクヨS & T 株式会社 コクヨファニチャー株式会社 株式会社サンク・アール 株式会社三恵社 株式会社サンテン・コーポレーション 株式会社シナノ 株式会社誠興社 株式会社セイメイ社 株式会社丹創社 株式会社テクノアート 東京海上日動火災保険株式会社 東京支店 浅草支社 株式会社東宝映像美術 ナカシャクリエイテブ株式会社 株式会社ニチロ 株式会社日創工芸 日本通運株式会社 秋葉原支店 株式会社バイオセレント 株式会社ロゴスコーポレーション その他、1社 1名 まる、共催 東京都八丈島八丈町 株式会社丹青社 株式会社UD ジャパン まる、主催 NPO ユニバーサルイベント協会 ※ 敬称略、50音順とさせていただきました。 1ページ ユニバーサルキャンプ開催の意図 ユニバーサルキャンプは、ダイバーシティ(Diversity =多様性、すべての人が含まれる)の考え方に立ち、年齢や障がいの有無にかかわらず、参加者へ、そして社会全体へ向けて、「みんなが一緒に活き活き暮らせる社会」への意識を喚起し、行動を身につけることによってユニバーサル環境の普及をめざしています。 そのため、豊かな自然の中で、キャンプという日常生活よりすこし不便な環境を味わいながら、誰もがそれぞれできることとできないことがあることに気づき、お互いに対等な関係で協力しながらサポートし合うという経験を通して、一人ひとりが尊厳を持つ対等な関係としての自立・自律をめざすとともに、その輪を広げていきたいと考えて実行しています。 2ページ まる、ユニバーサルキャンプの概要 開催日程、2007年9月8日土曜日から10日月曜日 開催場所、八丈島、底土キャンプ場 その他参加者数、企業研修参加者、一般参加者、スタッフ、103名。八丈島ちょんこめ作業所、23名。総勢126名。 ユニボン参加者、八丈島の方々約50名。ユニボン総勢約180名 主催、NPO ユニバーサルイベント協会 共催、東京都八丈島八丈町、株式会社丹青社、株式会社UDジャパン まる、キャンプ運営のコンセプトとキーワード 1、ユニバーサル環境の推進 ユニバーサル環境とは、さまざまな特性を持つ高齢者も子どもも外国人も性別に関係なくすべての人々がその特性の違いを認め合い、ともに活き活き暮らせる社会環境のことです。 図の説明。 ユニバーサルイベント協会の理念を説明した図。 ユニバーサルイベント協会は、ユニバーサル環境の実現には「ダイバーシティ(多様性を受け入れる社会)」「バリアフリー(障壁のない社会)」「ノーマライゼーション(共生社会)」「エコロジー(循環型社会)」「ジェンダーフリー(男女平等社会)」という5つの要素が重要だと考えています。 図の説明終わり 2、CSR の根っこにはノーマライゼーションがある これからの企業理念には、企業の社会的責任(CSR = Corporate Social Responsibility)を果たすという姿勢が明確に示されていることが“当たり前”になってきます。 そのCSR は、ユニバーサル環境が基本に据えられていることが大前提であり、その実現の切り口としてユニバーサルデザインの推進があるのではないかと考えています。 3ページ、中表紙 報告1 メインプログラム 1、事前研修 2、キャンプ開始 3、コラボ・DE・カレー 4、ダイバーシティ・コミュニケーション 5、ユニボン 6、ユニスポ 7、事後研修 4ページから5ページ 1、事前研修 企業研修参加者28名。 日時、2007年8月24日金曜日。午前10時から午後5時 場所、国立オリンピック記念青少年総合センター 講師、内山早苗、松村道生、石渡隆政、山下政和 カリキュラム 1、オリエンテーション 2、講義 3、サポートの基本と実習 4、代々木公園でのサポート実習 5、グループワークと発表 6、まとめ 写真説明。女性が二人、一人は目をつぶり、白杖を持っています。もう1人はそれをサポートする、という実習風景です。写真説明終わり。 本文 事前研修は、キャンプに参加する目的、意味を明確にし、より多くの気づきを得るための土台づくり、さらにはユニバーサル環境を推進するために重要な社会的背景と多様性の理解を、事前に講義と実習で習得することを目的に行いました。 まる、午前中は講義とサポートの基本 午前の講義では、 1、なぜユニバーサルキャンプが重要なのか。 2、現在の日本の状況からの課題とUDやダイバーシティの基本。 3、障がいの普遍性とダイバーシティの基本。 4、企業にとっての重要性。 5、障害の普遍性とダイバーシティを理解する。 という内容で進めました。一つひとつの情報としては既知である人が多いなか、「改めて一つの流れを講義で聞くことにより再確認をすることも多かった」とのご意見もいただきました。 また、実際に障がいを持つ講師による指導で、車いす使用者、見えない人、聞こえない人への理解とサポートの基本を学び、午後の実習に備えました。 まる、午後からは代々木公園へ出かけ実習 午後からは白杖や車いすを実際に使い、体験実習を行いました。この日は真夏日でしたが、みんなで車いすに乗ったり、視覚障がい体験をしながら街へ出て、代々木公園の売店をめざしました。障がい者をサポートするのは初めてという方ばかり。不便さを知識ではなく身体で感じました。 ご褒美は暑い日には最高のラムネ。ほっと一息つきながらも、もちろんここでも車いす、視覚障がい体験実施中。どんな不便さがあり、どんなサポートをしたら一番良いかをコミュニケーションしながら学びます。 まる、今日一日の「気づき」 代々木公園から帰ってきてからは、今日一日での「気づき」をグループワークでまとめ、各自のキャンプでの目的を明確にします。 「サポートの前にはまず聞くこと、コミュニケーションが大事だということに気づいた」「目線が低いことが怖かった」「町中にはスロープが少ない」「どんな細かい情報でも教えてほしい(情報が入ってこないことへの恐怖感)」などなど、多くの「気づき」がありました。 そして、一日の気づきを土台にキャンプ当日に向けての目標を立てます。 「相手を理解すること」「質問する勇気、話す勇気を持つ」「思いやりを持つ」「普段感じることができない不便さ不快さを見つける」「五感を研ぎすまし感じ取る」。そして、なにより皆さん口を揃えて「友達をたくさんつくりたい!」とキャンプへの意気込みを語ってくださいました。 その後は、キャンプ参加説明会が行われ、多くの参加者との出会いが始まりました。 本文終わり。 写真の説明。写真は4枚です。 1枚目、右上、室内でのサポートの基本実習風景。研修参加者が室内で車いすの押し方の講習をうけています。 2枚目、左上、屋外での視覚障がい体験実習風景。二人でペアになり、一人が目をつぶり白杖を持って、もう1人がそれをサポートしています。このままオリンピックセンターから代々木公園の売店をめざします。 3枚目、左下、車いす体験風景。二人でペアになり、一人車いすに乗り、もう1人がそれをサポートしています。代々木公園の林の中を進みます。林の中は木の根や石ころでサポートが大変です。 4枚目、右下、NPOユニバーサルイベント協会理事長の内山早苗氏が講義をしている写真。内山氏は、研修では講師、八丈島に着くと村長になります。 写真説明終わり。 6ページから7ページ 2、キャンプ開始 もっと当たり前に誰もが活き活きと社会参加できないかなぁ…。もっと多くのさまざまな特性を持つ人と一緒に活動して多様性を実感してほしい…。その気づきを自分の生活や仕事に生かしてもらえたら…。ユニバーサルキャンプはそんな思いから生まれました。 写真説明。テントを二人で協力して運んでいる様子です。写真説明終わり。 本文 まる、テント設営 2日前に大きな台風が通りすぎた八丈島。先遣隊は2日間足止めを余儀なくされました、大丈夫かな? 無事に開催できるかな?始まる直前まで、ハラハラドキドキ。ところが、ユニバーサルキャンプ一同がついた時には待ってました!といわんばかりのピッカピッカの晴天。さすが、晴れ男・晴れ女の集うキャンプ。朝早くから集まった飛行機1便の参加者にはもれなくテント設営のプログラムが付いてきます。眠たい目をこすりながら、でも、ワクワクしながらみんなでテントを作ります。「え?障がいがあってもこんなこともできちゃうの?」「バリアフリーな場所って本当に少ないんだね」。早くも気づきがあったようです。 まる、開村式 開村式での内山村長の挨拶から第3回ユニバーサルキャンプは始まります。司会進行は今回大抜擢された柳瀬さん。少々緊張ぎみでしたが、いつも以上に輝いています。いつでも、どこでも参加者の笑顔を写真に残してくださる大野さん。清水さんがビデオを片手に近づくと自然とみんなの笑顔が生まれます。そして、誰かが前に出て話をするときには、さっと話し手の横に立ち、手を動かす手話通訳さん。なにより、これから起こることにワクワクドキドキ顔の参加者の皆さん。全員揃ったところで、さぁ、いよいよユニバーサルキャンプの始まりです! まる、感謝の思い 今年も、たくさんの企業の方、地元八丈島の方、本当に多くの方々のお力添えにより、第3回ユニバーサルキャンプが実現いたしました。 本当にありがとうございます。 常夏の島八丈島で、熱い熱い夏の最後の思い出。今年もたくさんの笑顔から、多くの気づきと感動が生まれました。 本文終わり。 写真の説明。写真は5枚です。 1枚目、左上、テント設営風景。みんなで助け合いながら作ります。 2枚目、左下、開村式風景です。八丈町副町長沖山さんからご挨拶をいただきました。 3枚目、右上右、段差にスロープがある風景です。町の方が、ちょっとした段差にスロープを作ってくださいました。これがあるのとないのでは大違い。とても助かりました。 4枚目、右上左、視覚に障がいのある山本さんも一緒にテント作りをします。山本さんが笑顔でテントを張っている姿です。とても素敵な笑顔です。 5枚目、右下、開村式の風景です。今回すべての司会進行をやってくださいました柳瀬さんと、いつも誰かが前に出て話をするとき、さっと前に出て手を動かしてくれる手話通訳の4人の方々の写真です。 写真説明終わり 8ページから9ページ 3、コラボ・DE・カレー キャンプ初日、みんなで一緒にご飯を作って食べる。ありきたりのことですが、お互いの緊張をほぐし、グループの良い雰囲気づくりの強力な助っ人として欠かせないプログラムです。 本文 まる、タマネギしみる? みんなが仲良くなるには、一緒にものを作るのが一番! と、ユニバーサルキャンプ初めのプログラムはグループ対抗料理合戦です。地元八丈島在住の「ちょんこめ作業所」のメンバーも加わり、いろんな特性を持った仲間と一緒にカレーを作ります。 初めて顔を合わせた参加者たちは、初めは少し照れくさそう。ドキドキしながら作業を進めていきます。「家での料理は妻任せだから…何をやればいいのかなぁ」「片手での調理をするには、キッチンペーパーや滑り止めがあれば楽だよね」「見えないのにどうやって沸騰したお湯の中にルーを入れるの?」「見えなくてもタマネギって目にしみるの?」 班の全員が同じ目的のために力を合わせコミュニケーションをとりはじめると、すぐに仲良くなっていました。和気あいあいと班ごとにさまざまなカレーを作ります。おいしいカレーを作るのに大切なうまみのカギは役割分担とチームワークです。 最後には皆口を揃えて「おいしい!おいしい!」と笑顔が溢れていました。 まる、審査のポイントはコミュニケーション ここでの審査のポイントは味や見栄えよりもコミュニケーション。 「全員が楽しそうか」「料理の方法をみんなで相談して決めたか」「最初に役割分担がしっかりとできていたか」「班全員で連携がとれていたか」「みんなが積極的に役割を遂行したか」「特性への配慮があったか」など。審査のポイントは味や見栄えよりもコミュニケーションを重視です。どの班がすばらしいか審査員が見て回ります。どの班も楽しそうだし、おいしそう。 まる、ゴミゼロ運動 また忘れてはいけないのが、ユニバーサル環境のコンセプトのひとつである、循環型社会(エコロジー)。ユニバーサルキャンプではゴミゼロ運動を実施しています。 野菜の皮だって、きれいに洗えばそのままで食べられます。食器も最後はパンでキレイにぬぐって食べれば洗剤をたくさん使わずにすみます。大自然の中でのキャンプだから普段より環境への気持ちも高まります。 まる、お互い協力し合ってフォローし合って 食べ終わってから、みんなで楽しくおしゃべりをしながら、振り返り表を作成します。「お互いできない部分はフォローし合い、協力し合いながら料理ができた」「目が不自由であっても、沸騰している鍋の中にルーや具材を入れるには、取っ手の位置で確認することがわかった」「目が不自由な人でもタマネギがしみる人としみない人がいて、同じ障がいでもさまざまだということがわかった」「こんなにゴミを出さないでカレーが作れることがわかった」。ここでも感想や気づきがたくさんありました。 本文終わり。 写真の説明。写真は3枚です。 1枚目、右、女性が二人笑顔で野菜をあらっています。野菜もよく洗って皮まで食べます。 2枚目、左、いろんな障害を持った人が協力してカレーを作っている風景です。みんなで協力して一緒に作ればすぐに仲良くなれます。 3枚目、下、みんなで一緒にカレーを食べている写真です。おいしいカレーができました。 写真説明終わり 10ページから11ページ 4、ダイバーシティ・コミュニケーション 聴きたいことなんでも聴いてしまいましょう! 多様性を受け入れて他者の違いに触れたとき、参加者は何を発見するでしょう。 写真説明。バケツの中に飲み物が冷やされています。写真説明終わり。 本文 まる、違いは楽しい ダイバーシティとは、多様性のこと。誰もが違う、誰もが何かを持っている、みんな違うのだから、障がいも特別なことではない……。 そんな観点から、他者との違いを知り、その能力に気づき、コミュニケーションや行動を工夫するきっかけをつくる。それがダイバーシティ・コミュニケーションプログラムです。 障がいを持つ人に、その障がいのことを聞いたら失礼だと思いますか? けれど、互いをわかっていなければ、心から関わることはできません。 「だれも自分と同じ人はいないんだ! 自分とは違う、でもその違いっておもしろい!」。そう思えたとき、初めて相手を尊重し、思い込みのない、きちんとお互いの立場を認めながらのコミュニケーションができるようになるのではないでしょうか。 そして、商品やサービスシステムに従来とは全く違う発想ができ、新たなイノベーションが生まれるのではないかと思います。 まる、6つの個性の部屋 晴天のもと、大潟浦園地のだだっ広?い芝生の上に、赤と青のタープテントが張られ、キラキラ輝いていました。 音・光・動き・関わり、そして八丈・文化の6つの部屋の完成です。 それぞれの部屋では、見えない人、聞こえない人、手足の動きに不便さのある人、外国から来た人、八丈に暮らす人など、さまざまな特性を持つ主人が待っています。 「聴きたいこと、なんでも聴いてしまいましょう!」 進行役のタロさんの一言で、訪問者たちは一斉にそれぞれの部屋へ向かいます。グループごとに、約3時間かけて6つの部屋すべてを回ります。 部屋では、まず主人の話を聞き、そしてなんでも質疑応答していきます。 主人は自分の話だけではなく、同じ種類の障がいを持つ友人の話も盛り込みます。「同じ車いす使用者といっても、状態は全く違うんです。できることとできないことにはすごく個人差がある」「私は口話が下手だけど、彼は口話がとても上手です。でも、耳の聞こえの程度は彼の方が重かったりするんです」 主人たちも、実はひとりの参加者。プログラム当日の朝に突然「部屋の主人になって、あなたの日常や生活の話をしてほしい」と伝えられるのです。生のコミュニケーションに重点を置き、その場から溢れる思いの言葉を聴きたいと考えるこのプログラムならではのやり方です。 初めは「え?!」っと動揺する方も、いざ始まると立派に主人の顔。そして、彼らの言葉は、来訪者の胸に染みていきます。 暑い中、長時間でも「時間が足りなかった!」の声が多いダイバーシティ・コミュニケーション。 協会では毎年キャンプの目玉として、変わらず、でも進化しながら進めていきたいと考えています。 本文終わり。 写真説明。写真は3枚です。 1枚目、上、タロさんがみんなにダイバーシティコミュニケーションの趣旨を説明している風景です。「聴きたいこと、なんでも聴いてしまいましょう!」。ギラギラとした日差しのもとでスタート。  2枚目、下左、広大な芝生と山々に囲まれた大潟浦園地。赤と青のタープテントが張り巡らされる風景です。 3枚目、下、各部屋の主人の動きを視覚的に確認できるように班別部屋移動表が掲げられます。 写真説明終わり。 12ページから13ページ ダイバーシティコミュニケーション、各部屋の紹介。 まる、音の部屋 聴覚障がいの方の話を聴き、コミュニケーションとは何かを考える部屋。手話ができなくても大丈夫。ボードやジェスチャーなど、さまざまな手段を使って語り合います。音の部屋に見えない人が訪れた時には、周りの人が自然に、「ボードに○○と書いていますよ」「いま○○さんが、両手をヨコに振るジェスチャーをしています」など言葉の説明によるサポートをしていました。この部屋では全員が自分の力で工夫して楽しく真剣に伝え合いました。 「伝わるんだ!」 写真の説明。写真は3枚です。 1枚目、右、ジェスチャーゲームをしている風景です。 2枚目、左、参加者は真剣眼差しで部屋の主に質問しています。 3枚目、下、部屋の主が一生懸命説明をしています。 写真説明終わり。 まる、文化の部屋 外国の文化、日本の文化、さまざまな文化による違いを聴く部屋。今年はイギリス出身のアダムさん、タイ出身のポチャさんの話や、日本舞踊の話、海外との関わりが深い仕事の話など。文化の違いによるコミュニケーションギャップの悩みやその解決策、グローバルな仕事環境の中でのお互いの文化の違いによる失敗談が続出しました。来訪者は「同じ同じ」と笑ったり、活発な質問の飛び交う部屋となりました。「妻との喧嘩のおかげで、20年前に比べて、僕の日本語がうまくなっているのも事実です。喧嘩は重要なコミュニケーションですよ」とアダムさん。 写真の説明。写真は2枚です。 1枚目、上、皆に説明するアダムさん。 2枚目、下、かわいらしい笑顔で話をしているポチャさん 写真の説明終わり。 まる、光の部屋 視覚障がいの方の話を聴く部屋。 ITが視覚障がい者の生活を変えた話には、皆興味津々。「ITのおかげで情報が増えた。昔は見えない人はマッサージの仕事という選択肢が多かったけど、今はプログラマーも多い」。 山本さんは「街で急にトイレに行きたくなったときは大変。自分はトイレを匂いで探します。中に入って、このトイレがキレイか汚いかもだいたいわかるんです」と、トイレの匂いの重要性? も語ります。発想の違いに皆驚きました。 「あなたにとっての美しい人って?」「声や話し方でも、その人の雰囲気や美しさって、結構わかると思ってます」と松村さん。 写真の説明。写真は2枚です。 1枚目、話をしている部屋の主。 2枚目、タープテントの中で話を聞いている風景 写真の説明終わり。 まる、動きの部屋 肢体に不便さのある人の話を聴く部屋。 「私は脊髄損傷だから、腕の力は強く、坂も自力で上がれます。周りはダイエットしろ?って手伝ってくれないし。でも頸椎損傷の友人は、指を自由に使えないので坂は厳しいですが、器用に何でも自分でしてます」と岡村さん。 「どうやって障がいを克服したんですか?」という質問に、事故で車いすの生活になった女性は「克服したとはまだ言えないけど、オシャレしたいとか、おいしいものを食べたいとか、そっちのほうが強くて、外に出てるかな」。「駅のエレベーターが11時で止まってしまうので、飲んだ帰りに駅員さんにサポートを頼むと嫌な顔をされるんです。障がい者はお酒を飲まないと思ってるのかな」とタロさん。 写真の説明。部屋の主となってみんなに説明するタロさん。部屋の主の証であるウサギの耳がかわいらしい。写真の説明終わり。 まる、八丈の部屋 八丈島の人に、島について語ってもらう部屋。これまで3回訪れていても、深くは知らなかった八丈島の歴史や文化。「八丈島は情け島。昔、流人を優しく受け入れたという精神が、今も受け継がれています。もともと差別のない島なんです。有名な玉石もいも焼酎も皆、流人が伝えた文化です」 八丈島に受け継がれた精神が、ユニバーサルキャンプのことも温かく迎えてくれていることを知り、皆感激。本場のショメ節も披露してくださいました。花屋で売っているフェニックスの98%は八丈島産というのにも驚き。 写真の説明。写真は3枚です。 1枚目、上、赤いタープテントの中で話を聞く参加者の風景。 2枚目、下、話を聞く参加者。芝生の上でとても気持ち良さそう。 3枚目、左、フェニックスという植物の写真。フェニックスは観葉植物の葉っぱでヤシ科の植物。花屋さんには、切り葉としてよく置いてあります。 写真の説明終わり。 まる、関わりの部屋 若い人、高齢の人も、人の数だけ考え方や生き方がある。そんないろいろな人と関わる部屋。 ニートの男性は「こうして外に出たら一歩飛び出せた感じがするけど、家に戻るとまた引きこもってしまうと思う」と自分の心の葛藤を話します。 働きざかりの男性は、「仕事が多忙な中で目標を見失ったり、また見つけたりしながらも、人に恵まれて、自分の進むべき道がわかってきたような気がする」と一言。 「知的障がいのある息子のために、会社を休むことが多く、それがなかなか認められず、とうとう独立して今に至ります。息子もいつかキャンプに連れていきたい」と八尾さん。  写真の説明。青いタープてんとテントの下で、皆が笑顔で話をしている様子。 本文終わり。 14ページから15ページ 5、ユニボン 地元八丈島の方々と思いっきり楽しもう!ユニバーサル盆踊りは、特設会場に八丈島の文化、食べ物、お酒、あたたかい皆様、ぎゅっと凝縮して集めました。太鼓の音に合わせて踊り、舞い、歌い、郷土料理や屋台料理に舌鼓。参加者も、地元の方も一緒に歌って、踊って、笑い合って、八丈島を一カ所に濃縮したような夜でした。 本文 ユニバーサル盆踊りは、キャンプ参加者と地元の方との交流を深め、八丈島の特産品をいっぱい味わえる場とすることを目的とし開催しました。 まる、八丈島の特産品がいっぱい! ユニボン会場に着くとまず、目に飛び込んでくる屋台の数。 ユニボンでも、八丈島の漁協の皆様、朝市会の皆様、ちょんこめ作業所の皆様にご協力いただき、たくさんの屋台を出していただきました。 八丈島特産品の島寿司、くさや、お刺身、さつま揚げ、魚丸焼き、島酒、などなど。どの品も本当においしくて、どれを食べようか迷ってしまいます。とんぼ細工や黄八丈の小物、ちょんこめ作業所のぬくもり感じる手作り雑貨など、お土産品も充実していました。さらに今年から、メダイやくさやなどのお土産のパッケージを販売してくださり、帰りの飛行機に乗る時、渡してくださるというサービス付きです。 皆キラキラしながら八丈の郷土料理を頬張っていました。 パッションフルーツに焼酎を入れて飲むという八丈島ならではの飲み方が大好評。皆、少々飲み過ぎ? 顔を真っ赤に満面の笑顔でした。 メイン会場では、地元婦人会の皆様、加茂川会の皆様が、黄八丈の浴衣や帯のとても素敵な衣装で登場。「八丈音頭」「炭坑節」「ショメ踊り」「米つき踊り」「しっちょさ」「おいとこ」を踊ってくださいました。途中キャンプ参加者も加わり踊りのご指導。「炭坑節」では、キャンプ参加者と町の方々とが一体となって、踊りました。 ちょんこめ作業所の皆様は、「さんさ踊り」を踊ってくださいました。華やかな衣装と笛や太鼓で会場も盛り上がり、お酒もいい感じに入った内山村長は涙を流し感動しておりました。 まる、手話ってすごい! さらに、ちょんこめ作業所の皆様は「手話コーラス」も披露してくださいました。ちょんこめ作業場の皆様は、3年前のこのユニバーサルキャンプで初めて手話と出会い、自分の思いが言葉で上手に伝えられない時、手話はとても伝えやすいとそれから手話をみんなで勉強してくださるようになりました。今では、全国各地で「第九」を手話コーラスで歌う公演をし、多くの人に感動を伝えています。手話が聴覚障がいを持つ人だけではなく、コミュニケーションが上手にとれない人にもとてもいいものであるのだと新たな気づきとなりました。 そして、八丈太鼓。視覚障がいを持つ松村さんと地元の方との八丈太鼓のセッションで会場のボルテージは最高潮。聴覚に障がいのある方も『太鼓の音色は振動で伝わる』と楽しんでいました。 今年は、八丈島のフラダンスチーム「カ?マカニ?オ?ハチジョウ」が登場。とっても笑顔がかわいい6人が素敵なフラダンスを踊ってくださいました。そのかわいらしさに会場全体がメロメロ。フラダンスは一つひとつの動きが手話になっているということを知り、フラダンスが急に身近なものに感じました。キャンプ参加者も一緒に踊り皆楽しそう。 最後は、ユニバーサルサ。キャンプ参加者も町の方も全員で手をつなぎ、サルサを踊って会場が一体となり、とても熱い熱い夜がふけてゆきました。 写真の説明。写真は4枚です。 1枚目、左上、ユニ盆会場で、地元の婦人会の方がたくさんお店をだしてくださいました。その風景です。八丈島の特産品がずらりと並びました。 2枚目、左下、素敵なフラダンスチームと一緒にフラダンス。みんな一緒に踊っています。とっても楽しそうな写真です。 3枚目、右上、視覚に障がいのある松村さんの八丈太鼓している写真です。町の方とのセッションがかっこいい。 4枚目、右下、みんな一緒になって踊っている写真です。会場は一気にヒートアップ! 写真の説明終わり。 16ページから17ページ 6、ユニスポ アイデア爆発ユニバーサルスポーツは、各班のチームワークと個性が光るプログラムです。今年はどんな新しいスポーツが生まれたのでしょう。 本文 まる、最終日はユニスポ! 最終日はすべての締めくくり、ユニバーサルスポーツです。3日間でためこんだ気づきを一気に爆発させて、新しいスポーツを考案します。 ユニバーサルスポーツとは、障がいや年齢にとらわれず、誰もが楽しめるスポーツを提案することです。単に決まりきったスポーツをするのではなく、既成概念を打ち破って、そこにある人や道具に合わせて知恵を絞って、 すでにあるスポーツと違い、考える過程、実際に行う過程のどちらもが大切な要素なのです。 今年は「思いきり走ってみたい」という目の見えない松村さんの声から、遮るものが何もない、芝生の美しい大賀郷園地が会場となりました。 まずは、全体説明でユニスポテーマの説明です。テーマは、ユニバーサル運動会。パン食い競走など、運動会の種目のように、みんなで楽しめる競技を班でいくつか考えて、最後に披露することになりました。 次はグループミーティングです。どのグループも、競技用ツールのお菓子、フラフープ、ボール、鈴、風船などを手に取りながらユニスポを考えます。グループのみんながどのようなスポーツを求めているか、コミュニケーションを深めながら探って行きます。 あっという間に時間がたち、いよいよお披露目タイムです。 見えないメンバーがいるある班は、フラフープをバトン代わりにしたリレーを提案。見える人は目隠しをして視界を遮り走ります。すると、怖がって立ちすくみ、全然前に進めません。逆に見えない人が猛スピードでゴールまで突進する様は圧巻でした。 また、聞こえない人がいる班は、スタートの合図を声ではなく手のサインにしたり、ホワイトボードを活用した、見えるスポーツを提案していました。 楽しみを強めるために、風船の中に水を入れて、挟んで割ってびしょぬれになる班など、どの班もアイデアが光りました。 まる、思いっきり走る その後のフリータイムでは、班のメンバーとだけではなく、自由に寝転んだり、競技をしたり、皆それぞれのスポーツを楽しみました。 草むらを爆走して、満足げな表情を浮かべる松村さんの姿もありました。 また、聞こえない人、見えない人が交じってのサッカーでは、さきほどのプレゼンにはなかった新しいアイデアもたくさん生まれたそうです。 この自由時間で、一番楽しいスポーツが生まれたという意見も多くいただきました。 3日間通しての締めくくりプログラムで、参加者は、より柔軟に相手とコミュニケーションしながら楽しむ基礎を身につけていきます。この基本は、スポーツだけではなくすべてのことに通じるのではないでしょうか。 本文終わり。 写真の説明。写真は3枚です。 1枚目、右上、目隠しをして車いすに乗っている人を押している写真です。 2枚目、左上、二人でペアになってお腹に風船を挟みながらパン食い競争の要領でお菓子を採る競技を発表している様子です。 3枚目、下、車いすに乗った人ともう一人が、棒を持ってボールを運んでいる様子。 写真の説明終わり。 16ページから17ページ 7、事後研修 事後研修参加者、20名 日時、2007年10月5日、金曜日、午前10時半から午後5時 会場、国立オリンピック記念青少年総合センター 講師、内山早苗 カリキュラム 1 キャンプの感想、発表 2 ワークショップ1 3 ワークショップ2 4 ワークショップ3 5 まとめ 事前研修とはうってかわって、皆顔見知りで一緒にキャンプをした仲間という意識から、朝からなごやかな雰囲気で始まった事後研修。 事後研修はキャンプの体験や気づきを整理し、それを今後の仕事へどう生かすか、気づきを具体化することを目的に行います。 まる、会社でどう広めるかが自分の課題 最初に各自が事前研修で立てた目標に対して、実際キャンプをしてみた後の感想はどうだったのか発表します。「友達をたくさんつくると目標を立てて参加したキャンプ。障がいを持った友達だけではなく、若い人も積極的に友達になってくれて嬉しかった」「毎年参加しているが参加回数を増すごとに気づきが多くなる」「キャンプのようなことが好きでない会社だが、UDやダイバーシティの大切さを改めて実感した。これからどう会社で広めていくかが自分の課題になる」「キャンプから帰ってすぐに、会社の中で上司たちを集めてUD関連のプロジェクトを立ち上げた」など嬉しい声をたくさんいただきました。 まる、アイデア溢れる ワークショップは、1つの班4、5人に分かれ、ポストイットに書いて模造紙に張りながら自分の意見や感想をまとめ、最後にみんなで発表します。みんな、キャンプ体験を通して本当にたくさんの気づきを得たようでした。 あったらいいな商品では、まず講師から企画立案のポイントについての講義があります。企画を立案するためにはどんな視点が必要なのか、上司に納得してもらえる企画書の書き方など。それをもとに、午後からまたグループワークであったらいいな商品を考えます。キャンプでの気づきがどのように生かせるかが焦点です。 午後からは、キャンプで得た気づきを具体的にどのような商品開発に結びつけるか。皆真剣です。休憩時間になっても休憩をとらないで白熱する班もありました。どの班でも面白いアイデアが溢れます。 まる、結果 1班 自分の周りの情報をもっと知りたいという気づきから、「ライフ・コンシェルジュ・サービス(物だけでは解決できない柔軟な対応をしてくれるサービス)」 2班 聴覚障がいを持った人のコミュニケーションの難しさの気づきから、「Near Field Communication(聴覚障がいを持った人が、持たない人と旅行(ツアー)に行ったとき、輪の中に入って同じように楽しめるコミュニケーションツール)」 3班 気配りやサポートがもっと自然にできるようになればいいという気づきから、「Human Data Base(必要な情報と一緒に大人をプチ教育)」 4班 今ある物の多くは、1つの感覚が無くなると使えなくなるものが多いという気づきから、「立体ディスプレイ(地図や状況を五感で感じる)」 どの班も知恵と工夫の生かされたすばらしい出来で、1年目よりも2年目、さらに3年目とユニバーサルキャンプは参加する個人が変わっても思いや気づきは受け継がれていると実感した事後研修でした。 本文終わり。 写真の説明。写真は4枚です。 1枚目、右上、発表している様子。 2枚目、中央上、ポストイットに意見を書いて模造紙に張っていっている様子。 3枚目、右下、キャンプで得た気づきを発表している様子。 4枚目、左、あったらいいな商品の発表。各班たくさんの気づきから面白いアイデアが生まれました。 写真説明終わり ページ20 トイレの工夫あれこれ まる、感謝の気持ち キャンプを行うにあたって、一番の問題はトイレのこと。 メイン会場となる底土キャンプ場にはユニバーサルトイレがありません。そこで、第1回、第2回はTOTOさんとバイオセレントさんに無償でトイレを設置していただきました。そのときにした約束が、第3回からは町にお願いするということ。 第3回の今年は、八丈島の地元の方の多大なるご協力のもと、ユニバーサルトイレを仮設でつくっていただきました。移乗しやすいようにとスロープを工夫したり、背もたれを強化したり、手やカテーテルが洗えるようにと水道もこのためだけに引いたりと、充実したユニバーサルトイレでした。台風の影響で大変な時に、八丈電設さんをはじめ、ご協力いただきました島の方々には感謝してもしきれません。 ユニバーサルトイレのためにこれまでご協力いただいた皆様、本当にありがとうございました。 来年は、八丈町のご協力によって底土キャンプ場にユニバーサルトイレを常設していただけるとのことで、今からとても期待をしています。 『今回のキャンプでは、各プログラムにユニバーサルトイレが設置されていて、安心でした。車いすを使っていると、どうしても一回に時間がかかります。今回のように、ユニバーサルトイレがいくつもあることがとてもうれしいです。』 (アンケートより) 『トイレって本当に大事。ひとりでこっそりと黙って行きたいもの。頼めば皆、親切に連れてってくれることはわかってるけど、ちょっと恥ずかしかったり、躊躇しちゃったりするんだよね。考え過ぎかな?』 (アンケートより) 本文終わり 写真説明。写真は3枚です。 1枚目、トイレを設置してくださっている、地元八丈電設の小栗さん。キャンプの最初から最後まで本当にお世話になりました。ありがとうございます。 2枚目、出来上がったユニバーサルトイレ。屋根だけテントに緑色のシートで囲っている作りになっています。 3枚目、バイオセレントさんからのお借りしたトイレ。ダイバーシティコミュニケーションをした会場に設置したときの写真。 写真説明終わり。 21ページ、中表紙 報告2 お楽しみ 1、語り 2、ダンス 3、夜のダイバーシティ 4、自由時間 22ページから23ページ まる、語り 川島昭恵さん プロの語り部として「夢の鈴」を主催し、全国各地で語りの公演を行う。映画「津軽」に出演、第一回わたぼうし語り部コンクール入選、ルパン文芸会員など、活躍は多岐にわたる。ユニバサールキャンプには1回目から参加。 本文 海辺の語り 1日目の夜、海辺の広場で、川島さんの語りを聴く会が開かれました。 題目は『葉っぱのフレディ』と『うば車』、そして川島さんご自身のお話。 真っ暗な草むらにイスが3つ。真ん中には川島さん、左右に手話通訳者が座り、ランタンの明かりが3人を照らします。後ろには、暗い海と波の音。 川島さんが一言声を発したとたん、誰もが吸い込まれるように語りに耳を澄ませます。 手話通訳者も、川島さんの語りの世界そのままに手や表情を動かします。 今回初めての試みとして、「日本手話」「日本語対応手話」の2種類の手話通訳がつきました。言語として異なる2種の手話を、聞こえない人には自由に選択してもらい、他の人には2つの手話の存在を理解するきっかけにつながればよいと考えたのです。 「目が見えなくなった私にとって、語りは心の中に絵を描く作業と似ています」。川島さんの言葉は潮風と手話に乗って、参加者全員の心に響きました。 本文終わり。 写真説明。写真は2枚です。 1枚目、右、星空の下でランタンの光に集まり、川島さんの語りを聞く参加者の様子。 2枚目、左、中央に川島さん、その両隣に「日本手話」「日本語対応手話」で手話通訳をする様子。 写真の説明終わり。 まる、リズム・DE・ダンス 本文 心をオープンに 初日。参加者の表情はどことなくはにかんで固いもの。初参加で緊張する人、慣れないテント生活に不安を持つ人。ワクワクとした楽しみな心と裏腹に、どこか冴えない表情の人がチラホラ…。 そこで今回初めて開催されたのが、リズム・DE・ダンスプログラム。見るだけでも、音楽を聴くだけでも楽しいダンスを通じて、固まった心と体をほぐすことが狙いです。 教えてくれるのは、プロダンサーのカヨコさん。太陽のような笑顔とよく通る大きな声、カヨコさんの魅力が広場を明るくします。 簡単なストレッチの後、いよいよリズムに合わせて踊ります。 さまざまな特性の人がいる今回、車いすに座ったままでも楽しめて、聞こえなくても視覚的に伝わり、見えなくても聴いていて心が躍るような1曲が 考え出されました。 「両手を上げて両手を下ろしてひざにあてて?」丁寧な説明は、見えない人にもばっちり伝わります。 ステージには、ダンスの流れを書いた大きな紙が出され、聞こえない人も視覚的に確認できます。 また、みんなにリズムがより伝わりやすく、より楽しい気分にするために、ジャンベというアフリカの太鼓も登場しました。演奏するのは、視覚障がいのあるプロのドラマーと、聴覚障がいのあるリズム感抜群の男性。2人のセッションがダンスに花を添えました。 リズム・DE・ダンスプログラムは、2日目、3日目の早朝にも実行。 朝から軽快な音楽に乗って、足がもつれながら、手と足がバラバラに動いてしまいながらも、笑顔が溢れます。 いつのまにか、みんなの顔から緊張が消えていました。 24ページから25ページ 夜のダイバーシティコミュニケーション まる、バー・イン・ザ・ダーク 2日目の夜、テント横の真っ暗なスペースに、あるバーが開店しました。 店に入ると、さらにタオルで目隠しをされ、席に案内されます。ドキドキしながら座ると……「いらっしゃいませ」。前方から声がします。 ここは、見えない人がマスターを務めるバー・イン・ザ・ダークです。 「飲みものは?」「とりあえず、ビール…」そわそわ待つと、冷えたビールとグラスが手渡されます。たどたどしくビールをつぐと、隣の人との乾杯にもひと苦労。周りの人も、つまみをこぼしたり、何を食べたのかわからずに騒いだりと、大忙し。 クスクス笑うマスターの声を聞くと、本当は見えているんじゃないかという気持ちがわき起こります。その感覚の鋭さに驚かされ、存在に安心感をもらいました。 「○○です。あなたは?」見えぬ隣人と、仕事のことやキャンプに参加したいきさつなどを語ります。 店に長居すると、自分の感覚が冴えてくるのを感じます。ビールの味、人の声、なにもかもが刺激的。 訪れた人の多くは、日常では味わうことのできない不思議な余韻を残して、店を後にしました。 アンケートでも反応が大きかった、1夜限りの素敵なバーでした。 写真の説明。バー・イン・ザ・ダークの様子。写真の説明終わり。 まる、Bar葵 毎年恒例、毎晩オープンのBar葵も今年で三年目。 今年はより品揃え豊富に、ちょいワルオヤジマスターたくさんで、元気に開店しました。 Bar葵が始まれば、人が一人また一人と集い、気づけば大宴会状態。9時頃から深夜まで笑い声が絶えません。 初参加の人もすぐに打ち解けて、毎晩楽しい宴となりました。 写真の説明。Bar葵の様子。写真の説明終わり。 まる、ダンス ダンサーカヨコさんと、ダンスが大好きな人たちによるClub・de・kayoko。 ジャズ・サルサ・盆踊り・ブレイクダンスなど、多種多様なダンスが披露されます。 特に、プロダンサーであるカヨコさんの華麗ダンスは、皆目が釘付け。最後はseptemberなど懐かしのクラブメロディーにのってみんなで踊り狂いました。 写真の説明。カヨコさんのダンス風景。写真の説明終わり。 まる、バー・イン・ザ・サイレンス 初日にオープンしたバー・イン・ザ・サイレンスは、聞こえない人がマスターのお店です。 ここでのルールはただ1つ。音声によるおしゃべり禁止です。代わりにその他のあらゆる方法で伝え合います。 音がなければ静かかと想像しますが、実は不思議なにぎやかさ。書いて、ジェスチャーして、手話をして、コミュニケーションが大いに盛り上がりました。 写真の説明。バー・イン・ザ・サイレンスの様子。写真の説明終わり。 26ページから27ページ 自由時間 まる、温泉(秘湯ツアー) 毎年恒例、大人気のプログラム?八丈秘湯ツアー?。 今回のキャンプでは、キャンプ場には水シャワーしかなく、お風呂に入れなかったので希望者が殺到。 八丈町には、車いす専用の温泉もあるけれど、やっぱりみんなで一緒に景観のいい露天風呂に入りたい。ということで、「みはらしの湯」「やすらぎの湯」に入りに行きました。 太平洋の大海原と小岩戸ケ鼻、八丈灯台を見渡せる「みはらしの湯」。晴れた日には青ヶ島を望め、黒潮の海を一望できる「やすらぎの湯」。 みんなで温泉に来たら、恥ずかしいなんて言ってられない。障がいがあったってみんなでサポートすれば大丈夫。「女湯は女裸祭り状態なんだから」とみんなの笑顔と笑い声。裸の付き合いをすれば心もさらにオープンに! 疲れた体をゆっくりと癒やしました。 コラム、女湯にて 普段、車いすの方の移乗など、力がいるサポートは、男性にお願いすることが多くなりますが、女湯ではそうはいきません。 服を脱いで、生まれたままの姿に戻ったら、女裸祭りの始まりです。 事前研修では「移乗の際、せーの・よいしょ、などのかけ声は、サポートされる本人はいい気分ではないですよね。いちにぃさん、とかけ声をかけましょう」と教わりました。でも、このときばかりはそんなの関係ありません。 「どっこいしょ」「よっこらせ」猛々しいかけ声が浴槽に響きます。 サポートする人もされる人も、皆必死。ドボンとお湯に飛び込むと、しぶきとともにお湯が溢れます。 ともに頑張った後の達成感とお湯の気持ちよさはまた格別。気持ちがあれば、誰だって、どんな風にだってサポートできるんだと実感する毎年恒例の秘密行事です。 まる、釣り 底土キャンプ場からすぐの防波堤で行いました。この日はムロアジが入れ食い状態でした!あまりの大漁に釣り組は興奮状態で、「釣り楽しい」と大はしゃぎ。地元の漁師さんが魚をさばいてくださり、夜のお酒のおつまみに大変身いたしました。 写真の説明。釣りをする様子。大漁でした。クーラーボックスの中に大漁のムロアジの様子。写真説明終わり。 まる、ダイビング 事前に希望者を募って行ったダイビング。誰もが聞こえにくくなる海の中、体が自由になって、ダイビングはとてもユニバーサルなスポーツです。でも、まだまだ環境にバリアがあるのが現状です。ダイビングスポットとして有名な八丈島。誰もが海に行けば、バリアが少しずつ無くなっていくのではないでしょうか。 写真の説明。ダイビングの様子。写真の説明終わり。 まる、ビーチ 八丈島の海で、この夏の最後の思い出を満喫いたしました。 久々の海で老若男女大はしゃぎ!おじさんだっておばさんだって、「海が好き!」には変わりはない。海が若者だけのものだなんて誰が言った! われ先にと水着に着替え海に突入。 逆に一番若い十代の彼は、一足踏み込んだだけで先に進めません。元気いっぱいに泳ぐ背中に年配の方々のパワーを感じたビーチでした。 写真の説明。みんなで水着姿で海を背景に集合写真です。写真の説明終わり。 28ページから29ページ アンケート結果、原文より一部抜粋 まる、参加のきっかけ ・紹介 二十三人 ・企業参加 二十一人 ・以前参加したから 十六人 ・その他 十一人 ・前回の参加者から話を聞いて。 ・IAUDでの案内を聞いて。 ・手話サークルでの紹介。 ・一回目、二回目ともにとてもよい体験ができたので。 ・ダイバーシティの必要性が認識されてきている中、それにデザイン活動を通じてどう応えられるか? まずは、障がい者の方々が何を求めているのか? それを知るために参加しました。 まる、楽しく参加できたか ・はい 六十八人 ・いいえ 一人 ・返答なし 一人 まる、印象に残ったこと ・八丈島の大自然、夜の星空の素晴らしさなどを感じられたこと。 ・障がい者の人が非常に明るく、積極的なことに驚かされた。 ・参加者みんなの笑顔、笑い声、真剣なまなざしです。 ・ 実際に参加してみて参加者とのコミュニケーションだけでなく、八丈島という恵まれた自然と、ちょんこめさんをはじめ島の皆さんとふれあえたこと。なぜキャンプなのか、なぜ八丈島なのか、その意味が実感できました。 まる、プログラムの内容 ・よかった 四十六人 ・まあまあだった 十七人 ・あまりよくなかった 0人 ・返答なし 八人 まる、プログラムの量 ・多い 十八人 ・丁度よい 五十三人 ・少ない 0人 まる、印象に残ったプログラム 1、ダイバーシティ・コミュニケーション ・「人間であること」の意味を突きつけられた感じがありました。 ・自分自身の聴覚障がいについてしゃべるのもあまりない機会だし、他の障がいを持った方の話を聴くのもめったにない機会なので新発見がたくさんありました。 ・障がいのこと、八丈島のこと、普段聞けない素直な気持ちを語っていただけて、感慨深かった。 ・質問に、率直に返答くださる信頼関係が印象的だった。 2、ユニボン ・大勢で大騒ぎして、すべての壁が取り払われたような感じになりました。 ・町民との交流会や盆踊りが楽しかったです。 3、コラボ・DE・カレー ・コミュニケーションをとるためのきっかけづくりになった。 ・地元の方との交流が印象深かった。 4、ユニバーサルスポーツ ・どんな障がいの人たちでも遊べるよう考えるのが難しかった。 5、夜のダイバーシティ ・グループ以外の人とも交流が持ててとても楽しく過ごせました。 6、語り ・日本語手話と日本語対応手話の両方があって、すごくわかりやすかった。 ・前回同様感動した。 ・日本語手話と日本語対応手話との違いはけっこうあるのだと思いました。 7、リズム・DE・ダンス ・海を眺めながらの朝のダンスがとても楽しかったです! 8、Bar in the dark ・「見えない」体験をして、手のぬくもりの大切さ、声の方向によって会話がわかりにくいことなどを感じた。 まる、改善したほうが良い点 ・リピーターの人のために毎回新しいプログラムを入れていただきたい。 ・介助する障がい者の方を、プログラムによってローテーションする。 ・プログラムとプログラムの間に休憩時間があればと思います ・コラボ・DE・カレーの意図(学び)の意味を、事前に伝えておくとよいと思います。 ・ダイバーシティ・コミュニケーションの時間がもう少し欲しい。 ・時間に関係することは、視覚的に確認できるようなものがあれば助かると感じました。 ・ダイバーシティは、話をしてくれている全員の方の話が聴けないので、後で見る機会が欲しい。 ・炎天下での時間が長かったので、心配でした。 ・ダイバーシティの主人になる人にはきちんと事前に説明が必要(受付の時、事前説明会のとき)。 ・ユニスポは、初日に課題として与え、2日間で話し合う時間を持ったらいいと思う。 ・ユニバーサルスポーツは、型にはまったものよりも、自由な時間にファシリテーター的な人やプレイリーダー的な人をつけて遊びを促す方がいいかもと思いました。 ・夜のダイバーシティ・コミュニケーションでソフトドリンクの種類が少なく、飲めない人への配慮がなかったことです。飲めれば何でもいいのではなく、選ぶ楽しみ、迷う楽しみを提供するのもUDの一つだと思う。 ・他の班のメンバーの方と話をするきっかけがあればと思う。 ・温泉はもう少しゆっくり入っていたかった。 ・運営側に気づきが足りないのでは? ・昨年は超特大ホワイトボードにその都度時間の表示があり、マーキーサイトに置いてあったと思います。今年はそれがありませんでした。1度聞き漏らしたらアウトの今年は、周りに何度も時間の確認を迫られました。 ・それぞれのプログラムの流れや趣旨が正しく伝わっていなかった。 まる、ほしいプログラム ・グループ変更 ・手話を覚えたい。 ・個人的には、早く行ったり延泊したりできる日に、八丈の方々への感謝のボランティアをしたいと思う。 ・UD冒険?八丈島探検隊? ・自己紹介合戦 ・キャンプファイヤー:火を囲んでみんなで踊れたらよいと思う。 まる、テントではよく休めたか ・はい 四十三人 ・まあまあ 十八人 ・いいえ 八人 まる、コミュニケーション ・うまくとれた 二十八人 ・まあまあ 三十三人 ・とれなかった 七人 まる、コミュニケーションの方法で気づいたことは ・手話通訳の方々が、いつでも・どこでもさっと出てきてくださるのには感心しました。 ・各班に配られたホワイトボードは使いやすかった。 ・ユーモアは不可欠。 ・大勢で話しているときの耳の聞こえない方へのケアが本当に難しい。 ・耳の聞こえない人と話をする時は、雑談などのつまらない内容は伝えにくかったが、それも聞こえない人にとっては、「輪に入る」という意味でとっても大切なことなんだと思った。 ・目の見えない人と話をする時で、特に複数で会話をする時には、手を握ったり名前を呼んだりして「あなたにも話しているよ」ということを伝えていかないと、本人は会話に入っていきにくい様子だった。 ・若い方とも打ち解けて話すことができて、すごく貴重な体験ができたと思います。 ・手話についても学びたいなと思うようになっていた。 まる、自分自身の考え方や行動が何か変わりそうか ・どうして欲しいか、手助けする前に、まず聞くことができそう。 ・できれば、一度スタッフとして参加してみたい気もする。 ・障がいを持った人にあったら、気軽に声をかけられるようになると思う。 ・自分(車いす)も含め、障がいを知ってもらう・知ることが、いかに大切かを知った。 ・自分自身のことがよくわかった。 ・ユニバーサルデザイン型トイレ、建築の大切さ。 まる、八丈島の印象は ・よかった 六十人 ・まあまあ 十人 ・つまらない 0人 ・役場、ちょんこめさん、町の人々が温かく親切に歓迎してくださったのに感激。 ・東京から、それほど離れていない所に、これほど自然が豊かに残っているところがあるのかと、驚いた。島、町全体には緑がたくさんあり空気が本当にきれいだと感じました。 ・キャンプ生活で、お風呂がなかったので、温泉は眺望も良く、快適でした。 ・特に夜空の満天の星はプライスレス! でした。あの星空を見ることができただけでも、八丈島まで行った甲斐があるくらい、感激しました。 ・泳ぐところは、まだまだダイバーシティでは無い。なかなかハードです。 ・手作りの島の味(お料理)をいただけて、とても楽しかったです。 まる、八丈島に望むことは ・このままでいてほしい。 ・ユニバーサルトイレの設置。 ・もっと交流する機会があれば、うれしい。 ・今協力していただいていることだけでも本当にありがたいと思う。次からはもっと、キャンプが島に何をお返ししていけるか、だと思う。 まる、また参加したいか ・はい 五十四人 ・いいえ 0人 ・わからない 十三人 まる、このキャンプで感じたことや意見をご自由に ・来年も絶対参加します。 ・キャンプ場のスタッフも良い感じだった。 ・リピーターとして参加されている方の意識の高さと、キャンプを通して感じた島の皆さんの温かい対応は、元からという部分もあるでしょうが、関係者の皆さんがこれまで積み重ねてこられたことの賜物であろうと感服しました。企画・運営に関わられた皆さんに敬意を表するとともに心からお礼を申しあげます。将来的には「ユニバーサル」が当たり前のこととして浸透し、教育的なニュアンスが必要なくなってただの「キャンプin八丈島」という楽しい交流の場として続いていくとよいなと期待をしています。 ・今回参加された障がい者の方々は、スーパー障がい者だと思います。彼らの周りには、まだまだ引っ込み思案な障がい者の方が多くいらっしゃるとい思います。次回はスーパー障がい者の方が、彼らを誘ってくださるようにされたらいかがかと思います。 ・私は企業参加だったが、障がい者の人と生活して実際にいろいろ体験できることは意義深い。デザイン部門として、費用は限られているので次回は若手に参加させたい。 ・他部署への声がけも行っていきますので、会社の研修の一環として、検討していきたいと思います。 ・熱中症防止のため、ふんだんに飲料水を飲めたのは助かりました。 ・2泊3日で少し費用が高いかな、と……。 ・自分の嫌なところに気づいた。 ・リピーターの方も多く、コミュニティーが形成されつつあると思います。これは良いことでもありますが、研修という立場で見ると、皆さんがなんでもできてしまうので、これから、このキャンプが継続されていく中で、守る部分と変化の部分のバランスが大変なのでは? と思いました。 ・発話ができて、音声も出しながら手話で話せる聴覚障がい者が、多くの聴者とうまくコミュニケーションしている姿を垣間見て、悲しかったです。そうじゃない人もいるんだよ、って気づいた人は何人いたのでしょうか? ・班のコミュニケーションをうまく調整できるような、リーダー的存在が班の中に1人以上は絶対に必要。 ・今年はなぜ自己表現タイムがなかったのでしょう? ・ユニキャンでは基本的にグループ行動しなければなりません。したくない時でもそのグループにいるしかないのはつらかった。 ・自分が考えていた世の中と全く違う世の中を垣間見ました。感覚の違い。動きの違い。都市vs島の違い。「肩書き」と「個の人間」の違いなど。Campの環境のなかで、忘れた自分・知らなかった自分に出会うのも勉強になりました。 ・「なんの話?」という一言を言うのはとても勇気がいる。言うのがとっても面倒くさい。聞こえない人たちはそれがなかなかいえない。楽しんでいるところを悪い、と遠慮するからかもしれない。最初からあきらめているのかもしれない。「聞こえないから仕方がない?」今まで何度言っただろうか? そんな台詞を毎日言う人生でいいのかい? とたびたび自問する。今年のキャンプでは、自身が普段おっくうに思う、複数の人たちで話すこと、聞くことを自ら話しかけてみることでみんなと行動がスムーズにできるようにし、みんなで感じることでさまざまな気づきを得たい、とテーマを作りそこに意識をもっていくようにした。 「なんの話?」キャンプで何度言っただろうか? でも。それを言うことで得られるものはかなりあった。意識をほんの少し変えるだけで。 そうやって少しずつ、少しずつ、自身の意識を、周りの人たちの意識を変えていって、「聞こえないから仕方がない?」そんな台詞が出ることのないようになれたらいいな、と思います。 アンケート終わり。 裏表紙 ユニバーサルキャンプはこれからも毎年続いていきます… ユニバーサルイベント協会では、ユニバーサルキャンプや、その他さまざまなイベントを一緒に盛り上げていってくれる方を募集しております。 スタッフとして、また協賛や賛助などで一緒にイベントを創り上げてみませんか?  皆様のご参加・ご協力を心よりお待ちしております。 ユニバーサルキャンプ支援パートナー 主に企業などで、ユニバーサルキャンプの実現・普及を以下の面から支えてくださる方 ・資金面での協賛 1口50,000円より   ・物品・サービス等の面での協賛 ・研修協賛(ユニバーサルキャンプ参加、事前・事後研修) 1人150,000円 会員パートナー 正会員:本会の目的に賛同し、活動に参加していただける法人・団体または個人 ・法人100,000円 ・個人12,000円 賛助会員:本会の趣旨に賛同し、活動に協力して いただける法人・団体または個人 ・法人50,000円 ・個人7,000円 協賛・協力パートナー   主に個人、NPO、企業などで、以下の面についてご協力いただける方   ・計画から実施運営までのノウハウの提供、人的支援協力 ・活動を広げるためのネットワーク連携企画・活動などの実施 お問い合わせ NPO ユニバーサルイベント協会 〒108-0075 東京都港区港南2丁目12番27号イケダヤ品川ビル3F TEL、03-5460-8858  FAX、03-5460-0240 E-mail、info@u-event.jp URL、http://u-event.jp/ 交通のご案内 JR各線「品川駅」徒歩8分 りんかい線・モノレール「天王洲アイル駅」徒歩8分  地図説明。 JR「品川駅」からのアクセス 中央改札口を出て、右側が港南口です。港南口(東口)方面へ進みます。港南口を出てまっすぐ進み、エスカレーターで広場に下ります。ここから8分〜10分ほどかかります。広場を直進し、右斜め前に伸びている道を30メートル、1分ほど進むと大通りに出ます。  (通りの向こうには、東京都中央卸売市場食肉市場の建物があります。大通りを渡り、右に進んでもいいのですが、その場にある小さな横断歩道には信号がありません。午前中は誘導の方がいます。)  大通りと向かいあい、左方向へ150メートル、2分ほど進みます。途中、進行方向の左手にはガソリンスタンド、郵便局などがあります。ガソリンスタンドから100メートル、2分ほど進むと、正面に大きな道(旧海岸通り)が通っており、T字路となっています。旧海岸通りをはさんだ正面には、日本フィリップスの会社が見えます。T字路にさしかかったらまず右向きになり、今まで右手にあった道を横切ります。横断歩道を渡り切ったら、今度は左向きになり、横断歩道を渡ります。横断歩道を渡り切ったら、あとは右方向に約3分、300メートルほど直進します。  途中、進行方向の左側には順に、キヤノン販売、ヤマト運輸、品川タワーフェイスというマンションなどがあり、そのマンションの隣が、弊社の入っているイケダヤ品川ビルです。  左に曲がってマンションとイケダヤ品川ビルの間の通路を10メートル、1分ほど進み、右側の自動ドアからお入りください。自動ドアから5メートルほど進んだところにあるエレベーターで3階まで上がり、降りましたら左に進むと、UDジャパンの入り口のドアがあります。 りんかい線天王洲アイル駅からのアクセス UDジャパンはりんかい線天王洲アイル駅から北西の方向にあります。まず、りんかい線天王洲アイル駅のB出口から地上に出ます。地上に出たら左側(北向き)に進んでください。40メートル程進むと山手通りと交差している交差点に出ます。ここの横断歩道を渡ってください。渡ったら左手(西向き)に190メートル程進みます。そこに右(北向き)に折れる少し細い道があります(山手通りの交差点から3つめの道です)。その角を右に曲がってください。そこからまっすぐ180メートル程進むと橋に指しかかります。橋の名前は天王洲ふれあい橋です。この橋を渡ってください。橋の終わりは少し高くなっていて右手にスロープ、左手に階段があります。左手の階段を降りて橋を背にして斜め左方向に5メートルほど進むと木製の3段くらいの登り階段がありますので上ってください。正面が野球グラウンドのある公園です。左(西向き)に曲がって公園に沿って通っている細い道を道なりに歩いてください。この道は途中で右に曲がっています。公園沿いの道を出て30メートルほどそのまままっすぐ北向きに進んでください。左手に橋があります。橋の名前は楽水橋です。この橋を渡ってください。この橋は車が通りますので左側にある白線内を歩くようにしてください。橋を渡りきったらそのまままっすぐ西向きに40メートル程進みます。そうすると旧海岸通りという大通りにぶつかります。この大通りは渡らずにそのまま右(北向き)に曲がってください。そこから80メートル程進むと進行方向右手にUDジャパンの入っているイケダヤ品川ビルがあります。1階がスリーエフです。ビルを正面に見て左手に細い小道があります。この道を進むとビル入口が道の右手にあります。自動ドアを入ってまっすぐ進むとエレベーターがあるのでそこから3階に上がってください。エレベーターを降りて左側がUDジャパンです。 東京モノレール天王洲アイル駅からのアクセス UDジャパンは東京モノレール天王洲アイル駅から北西の方向にあります。まず、東京モノレール天王洲アイル駅の中央口から出てください。エスカレーターを降りると海岸通りという大通りに出ますエスカレーターを背にして右手に20メートル程進んでください海岸通りを渡る信号つき横断歩道が左手にあります。この信号を渡ってください。渡ったらそのまままっすぐ進んでビルの敷地内にある道を通り抜けます。通りの右側にはエーエムピーエムやスターバックスコーヒーがあります。まっすぐ(西向き)に40メートルほどレンガの道を歩くと、T時に交差している道路に出ます。この道の歩道もレンガです。この道を右(北向き)曲がってください。40メートル程進むと天王洲運河にでます。この運河沿いの道を左手(西向き)に50メートル程進んでください。行き止まりになり、右側に橋があります。橋の名前は天王洲ふれあい橋です。この橋を渡ってください。橋の終わりは少し高くなっていて右手にスロープ、左手に階段があります。左手の階段を降りて橋を背にして斜め左方向に5メートルほど進むと木製の3段くらいの登り階段がありますので上ってください。正面が野球グラウンドのある公園です。左(西向き)に曲がって公園に沿って通っている細い道を道なりに歩いてください。この道は途中で右に曲がっています。公園沿いの道を出て30メートルほどそのまままっすぐ北向きに進んでください。左手に橋があります。橋の名前は楽水橋です。この橋を渡ってください。この橋は車が通りますので左側にある白線内を歩くようにしてください。橋を渡りきったらそのまままっすぐ西向きに40メートル程進みます。そうすると旧海岸通りという大通りにぶつかります。この大通りは渡らずにそのまま右手(北向き)に曲がってください。そこから80メートル程進むと進行方向右手にUDジャパンの入っているイケダヤ品川ビルがあります。1階がスリーエフです。ビルを正面に見て左手に細い小道があります。この道を進むとビル入口が道の右手にあります。自動ドアを入ってまっすぐ進むとエレベーターがあるのでそこから3階に上がってください。エレベーターを降りて左側がUDジャパンです。 。地図説明終わり。 「第3回ユニバーサルキャンプ in 八丈島報告書」終わり。