第7回ユニバーサルキャンプ in 八丈島 報告書 はじまり 2011.8.22 9.17 9.22 2011年11月 台替プログラム時の全員の集合写真 荒川河川敷で参加者70人が勢揃いしています。 感謝 ユニバーサルキャンプは、多くの方々のお力添えにより実現しました。 【後 援】 国際ユニヴァーサルデザイン協議会 一般社団法人日本イベントプロデュース協会 公益社団法人日本フィランソロピー協会 【研修協賛】 株式会社アイエスエフネット NTTクラルティ株式会社 株式会社岡村製作所 三友プラントサービス株式会社 東京地下鉄株式会社 パナソニック電工株式会社 東日本トランスポーテック株式会社 富士通デザイン株式会社 【協 賛】 株式会社縁エンタープライズ 大塚製薬株式会社 株式会社グラディエ シルバーソルテック株式会社  東京海上日動火災保険株式会社 東京キリンビバレッジサービス株式会社 株式会社高齢社 東明興業株式会社 日本通運株式会社 日本ヒューレット・パッカード株式会社 日本マイクロソフト株式会社 株式会社マルハニチロ食品 株式会社UD SPACE 社会福祉法人光明会 【協 力】 ANAセールス株式会社 NPO江戸川手話通訳者協会 財団法人画像情報教育振興協会 学校法人東京マスダ学院 ちょんこめ作業所 八丈町の皆さん 日本ブラインドサッカー協会 株式会社ロゴスコーポレーション 【共 催】 東京都八丈島八丈町 株式会社丹青社 株式会社UDジャパン 【主 催】 NPO ユニバーサルイベント協会 ※ 敬称略、50 音順とさせていただきました。 ■報告 プログラム(目次) 事前研修 キャンプ開始!? まさかの中止 代替1 ダイバーシティきっかけコミュニケーション&ユニウォーク 代替2 ダイバーシティどっぷりコミュニケーション 代替3 気づきの振り返り&ダイ?バー 事後研修 Thank you Program1 事前研修 国立オリンピック記念青少年総合センター キャンプでより多くの気づきを得るための土台づくり。ダイバーシティの理解と社会的背景、サポートの基本を学びます。 ■研修概要 ・企業参加者:28 名 ・日時:2011 年8 月22 日(月)10:00 〜 17:00 ・場所:国立オリンピック記念青少年総合センター ・講師:内山早苗、岡村道夫、松村道生、三原毅 ・進行:磯村舞 ・カリキュラム: 1.オリエンテーション 2.講義: ユニキャンのめざすもの 3.サポートの基本と実習 4.屋外でのサポート実習 5.グループワーク 6.リーダー研修? まとめ 7.まとめ 講義とサポートの基本    午前中の講義は「ユニバーサルキャンプのめざすもの」をテーマに、ダイバーシティの理解と受容、障がいの普遍性などの内容で進められました。  その後、実際に障がいのある講師による指導です。まずは聞こえない講師による手話での講義。聴覚障がいについての基礎知識や、筆談や空書きなど、見えるコミュニケーションのコツを学びました。 手話ができない人に、手話で話す人の輪に入ってもらう、いわゆる「逆障がい体験」では、障がいとは常にマイノリティの側に起こることを体感。「自分だけ手話での会話がわからず寂しかった。聞こえない人っていつもこういう気持ちなんですね」。 見えないランチのお味は?       次は全盲の講師から、見えない人へのサポートの基本を学びます。 白杖のこと、ガイドの時の手の位置や、階段の上り下りを学んだ後は、ペアの1人がアイマスクを着用し、見えない状況で食べるランチ実習です。 お皿の中身を時計の文字盤になぞらえて「2時に唐揚げ。3時にサラダ…」。 習ったばかりの方法を駆使し、さあ、いただきます! おかずをこぼしてばかりの人、必要以上に大きく口を開けている人、相方が上手に食べられて思わず拍手をする人、真剣だからこそいろんなハプニングが楽しい、笑い声とおしゃべりあふれる時間となりました。 屋外へ出かけ実習 午後からは屋外に飛び出して、車いす使用の講師によるサポート実習。 「手はハの字!」車いすの開き方、乗せ方、押し方、坂道、段差、ひと通りの基礎を学んだら本番です。 車いす組と、白杖組に分かれて実習スタート!  アイマスクで歩いてみると、白杖の大切さを実感。 思うように足が前に出ず、遠くの車の音に驚いたり、沈黙に耐えられず無理やり話をしたりと、声掛け、音声情報の大切さが身にしみます。 そして、見えない状態で買い物に挑戦! お店の中にはどんな商品があるの? 値段は? 味は? 種類を端から全部説明する丁寧な人、「なに系 が飲みたいですか?」とちょっと要領のいい人など、音声だけの世界に戸惑いつつも必死にコミュニケーション。 どんなことが不便で、どんなサポートをすればよいのか? それぞれの気づきのきっかけになったことでしょう。  車いすに乗って気づくバリアの多さ。 歩いている時にはなんでもない道の傾きやデコボコ、雨上がりのぬかるみ。 「自力走行するとよくわかる。大変なのは段差だけじゃないですね。」  階段では数人で力を合わせて持ち上げます。 「でも、ヨッコラショ!とは言わないで。」乗っている人へのちょっとした気配りも大事なこと。 サポートの難しさを感じながらも、みんな笑顔で汗びっしょりになって、多くことを体感しました。 リーダー研修と今日一日の「気づき」 班行動が基本のキャンプでは、例年、研修参加者の方々に班のリーダーをお願いしています。 今後、日本社会で必要とされる「支援型リーダー」の説明とキャンプでの役割についての話がありました。  そして、今日一日での「気づき」をグループワークでまとめ、各自のキャンプでの目的を目標設定シートにまとめます。 「外に出るとどんなところが不便なのかがよくわかった」「とにかくコミュニケーション!」など、たくさんの気づきを共有しました。  その後は、キャンプ参加説明会が行われ、多くの参加者との出会いが始まりました。  写真1:事前研修の様子。キャンプ場では村長となる内山氏が、ここでは講師です。 写真2:室内での車いすサポート体験の様子。 写真3:聞こえない講師の三原氏。参加者と、身振りや表情で伝える方法を実践。 写真4:アイマスクをしてのランチの様子。一生懸命説明すると、心が通じて笑顔もこぼれます。 写真5:講師の質問の答えが分かったら、前に出てきて記入する参加者。 写真6:アイマスクをしてのランチの様子。説明する方も、食べる方も必死。 写真7:屋外で岡村氏による、車イスサポートの実技。 写真8:アイマスクをして2人一組になり、公園の散策をスタート。 写真9:車いすで自走しています。 写真10:参加者説明会の様子。みんなキャンプを楽しむぞ「おー!」と掛け声をかけています。 Program1終わり Program番外編 キャンプ開始!? まさかの中止 羽田空港×八丈島 もっと当たり前に、誰もが活き活きと社会参加できないかな。ユニバーサルキャンプは、そんな思いから生まれました。 今回は残念ながら悪天候のため開催ならずとなりましたが、この思いは引き続きつながっていきます。 ユニキャンミラクル起きず  八丈島は風の島。台風の影響を受けやすいことでも有名です。 ユニキャンの先発部隊が飛び立つ9月1日前夜も、天気図は怪しい渦を示していました。 でも先発部隊の飛行機は飛んだ!   「ユニキャンミラクル起きるかも」 過去6回のユニキャンでは、準備時に天候が悪くても開催日には快晴でキャンプができていました。 「今回もきっと当日には晴れるはず」スタッフも参加者の皆さんも希望を託しました。 しかし自然の力には逆らえず、9月2日の八丈島行きは全便欠航。 それは実行委員の第2部隊が八丈島に来られないことを意味していました。 そして参加者の皆さんが乗る予定だった9月3日の便も欠航となり、今年は八丈島でのユニキャンは中止となりました…。  当日、参加者の方から届いたあたたかいメッセージ。「いけなくて残念。でもスタッフのみなさんはもっと残念なはず。」「来年も参加します!」とても勇気づけられました。 欠航をお知らせできず、空港までご足労いただいた参加者の方、スタッフに一目会いたいと集まってくれた方。 本当に申し訳なく、でもお会いできて元気をもらえました。 今回の中止は残念な結果でしたが、イベントの運営体制を見直す課題も多くいただきました。 来年のユニキャンも、どうかどうか、ご期待ください! 先発部隊はどうしてた? さて、準備で八丈島入りした先発部隊こと、ユニキャン実行委員会。 天候不良のため、底土キャンプ場から三根公民館に場所を移して準備をしていました。 9月2日の朝、悪天候のため第2部隊とは合流できず「がっかり」。 重い空気が漂いました。 「なんとか飛んでくれ!」と祈りを込めて台風情報と羽田空港の運行状況をインターネットや携帯電話、テレビなどで確認。 しかし残念ながら思い通じず、9月3日、「全便欠航=中止」のアナウンス。 その知らせを聞いた実行委員は頭の中が真っ白。 しばらくは途方に暮れていました…。 その後、少し気持ちを取り戻し、関係各所に中止の連絡。 色々なことがキャンセルになったにも関わらず、八丈島の方々から温かい言葉をかけてい ただき少しホッとしました。 そしてせっかく八丈島にいるんだからと、観光に交流に島を満喫することに。 キャンプ中ではできない貴重な体験。 ほとんどのスタッフが初めての観光で、やっぱり八丈島っていいなぁ、と再認識できたのでした。 ユニキャン実行委員会 ここで少しだけ、ユニキャン実行委員会のご紹介。 ユニバーサルイベント協会の会員を中心に結成された実行委員会は総勢30名。 プログラムを各々分担し、細かく練り上げていきます。 さまざまな特性のスタッフで構成された会議は、毎回多様なコミュニケーションで気づきの宝庫。 年々フレッシュさも増しながら、賑やかで白熱した会議が繰り広げられます。 感謝の思い  今年も、たくさんの企業の方、地元八丈島の方、本当に多くの方々のお力添えにより、第7回ユニバーサルキャンプを運営できました。 心より感謝申しあげます。 写真1:底土キャンプ場でスタッフ全員集合。みんなの寄せ書きが入った旗。 写真2:八丈島の高台からの眺め。 写真3:羽田空港では24時間待ちぼうけ。トランプゲームをして待っていました。 写真4:八丈太鼓を叩かせてもらったスタッフ。 写真5:全便欠航が決まり、テントを撤収。 写真6:避難場所としてお借りした公民館。 写真7:その他、ハイビスカスや沿道などの写真。 Program番外編 終わり Program2 代替1 東京マスダ学院 ダイバーシティ・きっかけコミュニケーション&ユニウォーク ダイバーシティとは、多様性の享受。つまり違いを受け入れること。誰もが違って当たり前。まずは、その「違い」を知りましょう。 代替プログラムの流れ 参加者70名 2011 年9月17日(土) ・開村式 ・ダイバーシティ・きっかけコミュニケーション ・ユニウォーク(荒川河川敷まで) ・ダイバーシティ・どっぷりコミュニケーション ・ユニウォーク(マスダ学院まで) ・気づきの振り返り ・閉村式 ・夜のダイバーシティ(ダイ・バー) 開村式からきっかけへ  ユニキャンの舞台は八丈島から東京江戸川区に移ります。 「突然の変更、代替プログラムなのに、集まっていただきありがとう」まずは班に分かれて 開村式。 70名の参加者が東京マスダ学院に集まってくれました。 様々な特性の仲間と安心安全に過ごすため、参加者全員で、車いす、視覚障がい、聴覚障がいのサポート方法のレクチャーを受けました。 聴覚障がいの部屋  聴覚障がいの講師による、聞こえなくて困ることや会話時のポイントを学びます。 ユニキャンには今年も30人近い聴覚障がい者の参加があり、その聞こえ方もさまざま。 聞こえない、手話はできないは関係ない。 メール、筆談など、あらゆる方法を使ってみる。 話し合いをすることで、可能性は広がっていくもの。 「コミュニケーションがしたいと思う気持ちが大切」 視覚障がいの部屋  アイマスクと白杖を使用して、視覚障がいのサポートについて学びます。 一緒に歩く際には「前方に○○がありますよ」などの状況説明、事前に伝えるといったコツがあります。 「ペア同士の信頼が絶対必要」 「安全なアテンドに集中すると無口になる」 「状況説明って難しいけど伝えることは大切」 車いすサポートの部屋 車いすの講師より、車いすで困ることや、サポート方法について学びます。 実際に段差を越えたり、スロープを下りたり。お互いが安全に移動するには押し方にコツがあり、声かけが大切でした。「車いすにもいろいろ種類がある」「まずは知ることが大事」  様々な特性のサポートやコミュニケーションの方法を学んだら、心のバリアが気楽になった気がしました。 河川敷までユニウォーク 次は、ユニウォーク。今までのレクチャーを実践です。 ユニウォークとは、様々な特性の人とコミュニケーション をとりながら歩くウォーキングのこと。 車いす、アイマスク、白杖が用意され、マスダ学院から河川敷までのコースをサポートしながら歩きます。 道路が狭い、段差や坂道など様々なバリアがありました。 話を聞くだけで分からないことも、実際に体験してみると気づくことが沢山。 炎天下の中、協力しながら歩くのは大変でしたが、歩き終わると班のみんなとコミュニケーションが増え、「団結力」が生まれていました。 写真1:江戸川の町を車イスのサポート体験をしながらユニウォーク。 写真2:マスダ学院で開村式の様子。 写真3:車イスの岡村さん、ますきちさんによるサポートのレクチャー。 写真4:車イスで坂道を上っています。 写真5:アイマスクをして視覚障がい者体験をする人も。 写真6:アイマスクをして視覚障がい者体験をする人も。 Program2終わり Program3 代替2 荒川河川敷 聞きたいこと何でも聞いてしまいましょう! 多様性を知り、他者との違いに触れたとき、参加者は何を発見するでしょう。 違いからの発見  誰もが違う、誰もが何かを持っている、みんな違うのだから、障がいも特別なことではない……。 そんな観点から、ダイバーシティ・コミュニケーションプログラムは生まれました。 今年は音・光・動き・関わりの4つのブースから、さまざまな特性を持つ人たちとのコミュニケーションにどっぷりつかりましょう。 障がいのことって聞きにくい。 失礼じゃないのかな。けれどお互いわからなければ、何も始まりません。 まずは知ること。 鮮やかな芝生にゆったりと流れる川。自然と心がほぐれて、なんでも聞ける気がしてきます。 「一人ひとりみんな違う。その違いが面白い」。 そう思えたとき、初めて相手を尊重し、思い込みのない関わりができるようになる。 そして、商品やサービスシステムに対しても、従来とは違った発想ができるようになり、新たなイノベーションへとつながっていくのではないかと思います。 写真:緑の芝生が鮮やかな荒川河川敷。参加者が集合しています。 1、音の部屋 仕事、生い立ち、趣味、ろう文化……。 さまざまな切り口から、聞こえないとはどういうことかを少しずつ理解する。 「学生時代、友人との会話で分からない時にはさりげなく「なに?」の手話を見せ、内容を把握した」というNさん。 「本当は自然に輪に入りたい。これからも積極的に声をかけ、話しをして、聞こえない人とのコミュニケーションは難しくないよと、可能性を広げていきたい」 一方、Kさんは、カラオケの話になり「音痴の感覚が分からない。聴者にも音痴っているんだ!」とお互いびっくり 写真1:手話や身振りで話す主人のKさん 写真2:主人のNさん。みんなからの質問にも笑顔。 2、動きの部屋 車いす使用者だけでなく、手足にマヒがある人も主人の部屋。 「訓練をしてスポーツもしているし、仕事もしている」とIさんの活動的な生活にみんな興味津々。とてもおしゃれなIさんに、メイクをするのは大変?と質問。「自分がしたいから。試行錯誤すればできないことはない」 また、人前で初めて自分の生い立ちや障がいについて話したOさんは「自分自身のできること、できないこと、してほしいこと、してほしくないことをはっきり伝えることができれば自分も、周りの人もハッピーになれるんですね」と気づきがあったそうです。 写真1:部屋の主人として話をするIさん。麦わら帽子がステキ。 写真2:Oさんは初めての主人で少し緊張した表情で話しています。 写真3:Aさんは携帯電話を使いながらお話してくれました。 3、光の部屋 視覚障がい者の方の話を聞く部屋 手術をして見えなくなった時、「まずは仕事がしたい!」と思ったKさん。 改めて今後の自分に何ができるのかを考えたそう。 「自分が障がいをうけて、落ち込まなかったの?」の質問に「そんな暇はなかった(笑)」たくましく、笑顔素敵なKさんに一同感激。 一人の特定の人にサポートを頼らない、頼まないようにして、負担をかけない配慮をしているそうです。 「見えなくっても、自分がいるのはとても明るい世界」というSさん。 スポーツに演奏活動に、毎日忙しく充実の毎日だそうです。 写真1:清々しい表情のKさん。はきはきと質問にも答えてくれました 写真2:アイメイト(盲導犬)と一緒に参加した主人Hさん。 4、関わりの部屋 さまざまな特性、状況にある人が主人の部屋 特例子会社で働くKさんには内部障がいがあります。 「職場に障がい者が多い中で、例えば重い荷物を運ぶとき、見た目の障がいでない自分は頼まれやすい し、ダメなのに自分もついやってしまう」という、不便さを語ってくれました。 社内の障がい者を就労支援する部署にいるHさん。 「子どもが障がいを持っている。今まで周りの協力のお陰で、仕事を続けてこれたことに本当に感謝している。これからは誰もが社会参加しやすい世の中づくりに尽力したい」 カラーUDの活動をしているTさんからは、色覚障がいについての分かりやすい解説。 色が違うだけで、こんなにも印象が違うんだと、発見も沢山。 写真1:職場のこと、自分のことを話してくれたKさん 写真2:カラーUDについて説明をする部屋の主人のTさん 写真3:Hさんはご自身の半生が描かれた書籍をもってきてくださいました Program3終わり Program4 代替3 東京マスダ学院 気づきの振り返り&ダイ?バー 今年も心おどる多くの出会いと、新しい自分と出会ったような、気づきと感動が生まれました。 気づきの振り返り      すべてのプログラムを終えると、振り返りの時間です。 あっという間だったけど、盛り沢山な一日。 暑かった炎天下の野外から一同が教室に集い、改めて気づきの整理をします。 まずは各自の気づき。今日の朝、ドキドキして話しかけることさえ戸惑ったのがウソのように、お互いの特性を受け入れている自分に気づきます。 ・知らないことがまだまだ沢山あることを知った。 ・頭でわかっていることと、体験することは全く違う! ・受け入れること、わかり合うこと、尊重し合うことがどういうことか、プログラムを通じて実体験できた。 ・自分の障がいを話すこと、理解してもらう努力も大切。 ・2泊3日じゃなくても気づきがいっぱいあった。  次はグループで語り合う時間。身振り手振りや筆談も交えます。そして、その後、違うグループの意見も聞くシャッフルタイムを設け、みんなの気づきを膨らませました。 模造紙いっぱいに書き出されたそれぞれの思い。 これを発表し、共有しつつ、最後の時間を過ごしました。 閉村式とダイバー 第7回ユニバーサルキャンプ、代替プログラムという形で無事に終了!  と思いきや、あの時間なくしてまだまだ終われません。 そう、お楽しみの交流タイム、ダイバーです。 会場に入ると、とってもいい匂い。 マスダ学院の卒業生の方にお願いした、本格中華料理が参加者をお出迎え。 「かんぱーい」の音頭で楽しい時間がスタート。 美味しいご飯とお酒に話が弾みます。 アイマスクで暗闇体験をするバーやろう者がマスターのバーもあります。 趣味は? 仕事は? と大騒ぎ。話は尽きません。 途中、笛吹きスーさんのフルート演奏もありながら、楽しい時間は惜しまれながら終了しました。 初めての代替プログラム。 今日1日の中で皆さんから発信された気づき内容、質の高さに、スタッフ一同感激しました。 参加者の皆さん、本当にありがとうございました。 新しい仲間と少し新しい自分になんだかワクワクしながら、それぞれの明日が始まります。 「是非、来年こそ、八丈島でお会いしましょう」 写真1:マスダ学院に班ごとに集合して振り返り。 写真2:模造紙にふせんを気づきを貼りながら、振り返り。 写真3:ディスカッション時にも話がつきません。 写真4:班ごとの発表タイム。みんなが聞き入りいます。 写真5:マスダ学院の調理室でダイバーは行なわれました。 写真6:おいしい料理の数々!写真はチャシューと煮玉子。 写真7:全盲のスーさんのフルート演奏 Program4終わり Program5 事後研修 国立オリンピック記念青少年総合センター キャンプでの体験や気づきを整理し、今後の仕事にどう活かすか。気づきを具体化することを目的に行います。 ■研修概要 参加者 22名 【日時】2011年9月22日(木)9:30〜17:00 【場所】国立オリンピック記念青少年総合センター 【講師】内山早苗 【進行】磯村舞 【カリキュラム】 1.気づきのまとめ 2.ワークショップ1 3.ワークショップ2 4.ワークショップ3 5.目標設定シート記入 6.まとめ 気づきの共有         事前研修、代替プログラムと、短い中にも中身の濃い時間を過ごした仲間との再会で和やかに始まった事後研修。 代替時のフ??トムービーを見ながら、グループに分かれて今までの感想や気づきを出し合ってまとめます。 ・ 色々な仕事、様々な特性をもつ方と、交流できる貴重な時間だった。 ・ 先入観がなくなった。そしてもっと人に関わりたいと思った。 ・ 障がいをもった方から困っていることが具体的に聞けた。 気づきを企画へ       ワークショップ1  キャンプの気づきを付せんに書いて模造紙に張り、意見交換しながら、気づきをまとめ、発表します。 ワークショップ2  課題の照射と企画のポイントの講義。 ワークショップ1で得た気づきを次の「あったらいいな商品、サービスへの配慮の視点を考える」に結びつけるように、テーマを絞っていきます。 ワークショップ3  さまざまなアイディアにインスパイアされたら、企画構想図からひとつの商品・サービスへ落とし込み、10分度のプレゼンをします。 実現のための条件を抽出したり、反対意見を想定し、対策なども考えます。 お洒落なもの、実現できそうなサービスやシステムなど、見事な企画ができあがりました。 目標設定シート  各班の発表を踏まえて、「自分の仕事への落とし込み」「今後挑戦して行きたいこと」を記入し、各自発表します。 結果            ●1班 『サポ??トする人、してほしい人をつなぐ』  サポートの円滑化がテーマ。 デジタルの視点では、音、光、振動を利用した「アプリ」を開発し、サポートしたい人とされたい人を結ぶ企画。 アナログの視点では、サポートの意志や方法を目に見えて把握できる「ワッペン」を開発し、誰もが安心して利用できるサービス構築を目指しました。 ●2班 『ギネスに挑戦!』〜誰でも参加できるイベント〜  世界一の太巻き寿司をみんなで作って食べるという、ユニークで大胆な企画。 「社会参加したい! でも一歩踏み出す勇気がない」人でも気軽に参加できるように、記録に参加する、作って食べるという、シンプルでみんなが楽しめるテーマを練り上げました。 ●3班 『バリアパス』〜NEW障がい者手帳〜  障がいを持つ人が非常事態に対応するための情報発信が目的。 「電車が止まりました!」↓「しばらく停止します」。 手のひらサイズの電子手帳が、即座に必要な情報だけを伝えます。 音声・文字サイズはその人ごとに。 「困っています」と周囲へ発信できる機能つきの、完成度の高い企画でした。 ●4班 『i(eye)catcher(ear)』 視覚障がい者への情報量が相対的に不足していることに、課題を見い出した企画。 例えば自動販売機の前を通ると「緑茶ただいま増量中です」と自分の「携帯端末」や「 ICタグ」に情報を受信。 既に普及している規格を使うので、すぐに活用できるし低価格。 思いやりにあふれるプレゼンでした。 どの班も知恵と工夫の活かされた素晴らしい発表でした。 そして代替プログラムだったことにも関わらず、昨年までと変わらない企画のレベル、アイディアの柔軟さに事務局は驚きながら、ユニキャンの思いや気づきは受け継がれていると実感する事後研修でした。 写真1:講義をする内山氏。 写真2と3:グループワークで気づきをまとめまている様子 写真4と5:まとめた気づきの発表の様子。イラストも添えて分かりやすい。 写真6:事務局の磯村さんと受講者。 Program5終わり Thank you 準備は万端。八丈島へは行けませんでしたが、今年もたくさんの方のお力とご協力に支えられたユニキャン。 この場を借りて「ありがとうございました!」 ■八丈町産業観光課の皆さん  八丈島の温かい雰囲気そのままに、ユニキャンを陰でガッチリ支えてくださる役場の皆さん。  今年も島内のコーディネート、備品の調達、管理や搬入などから中止に関する諸対応まで本当にお世話になりました。 毎年この地で開催できるのも、この方たちがいてこそ。ありがとうございました。 ■きょんちゃん&チーム8jo 八丈島観光の目玉のひとつである「光るキノコ」をユニキャン参加者に見てもらいたいと、きょんちゃ んこと神宮寺恭子さんと八丈島観光レクレーション研究会の皆さんには、特別プログラムの企画にご協力いただきました(きょんちゃんには音の部屋にも登場していただく予定でした)。 また、去年のユニキャンからツイッターやフェイスブックで交流を始めたチーム8jo の畑中由子さんをはじめとする八丈島観光協会の皆さん。 先発隊との打ち合わせ、各方面への宣伝準備など、今年もみんなの来島を楽しみに待ってくれていました。 来年リベンジ、絶対しましょうね!! 写真:光るきのこ ■八丈電設センター ジュンさん キャンプ場に電気が灯るのもこの人がいるから。 八丈育ちのちょっとシャイなジュンこと小栗隼さん。 今年も島とスタッフとの連携を、影ながら支えてくれました。 ユニバーサルイベント協会八丈支部長、来年も頼りにしております! 写真:テントを貼る小栗隼さん ■UEA ×ちょんこめ コラボTシャツ ユニキャンに毎年、ほっこり優しい彩りを添えてくださるちょんこめ作業所(八丈島の福祉作業所)の皆さん。 いつも私たちを「こんにちは!」と元気な挨拶で迎えてくれ、さんさ踊りや手話歌などを披露いただいております。 毎年ユニボンで購入できる、ちょんこめオリジナルTシャツはユニキャン内でも密かな人気。 今年は一緒に制作したコラボTシャツが実現。 八丈島ではお披露目ならずでしたが、その後の代替プログラムや駅伝イベントではおソロで着こなして、大活躍しています。 写真:スタッフがちょんこめ作業を訪問。ユニキャンTシャツと一緒にパチリ。 ■点字のしおりと触地図 視覚障がいの方への情報保障として作成している「点字のしおり」と「触地図」。 協会メンバーで視覚障がいのある兵藤さんが点訳データの作成。 同じくメンバーの飯島さんが、出力&製本、「触地図」の制作を引き受けてくださいました。  視覚障がいの方には事前にテキストデータをお送りしていますが、「いつでも読める点字はやっぱり便利」と感謝の声が寄せられました。 ご多用の中の作成、本当にありがとうございました。 写真:飯島さんが見えない方に、触地図を説明している様子。 ■東京マスダ学院 急なお願いにもかかわらず、9月17 日の「代替プログラム」の会場提供として、おしみないサポートをしていただいた東京マスダ学院。 調理や服飾系の専門学校であるマスダ学院には、料理のプロの関係者も多く、交流会のおいしい料理まで、本当にお世話になりました。 写真:ダイバーで参加者がおいしく食事を食べる様子。 ■江戸川手話通訳者協会 聴覚障がいの方への情報保障として、今年も江戸川手話通訳者協会にご協力いただきました。 実行委員会の会議から代替プログラムまで、聞こえない人、聞こえる人の橋渡しをしてくれる通訳さんたちはコミュニケーションのプロ。 でもすべてを頼るのではなく、自由時間やコミュニケーションには自ら伝えていきましょうと、そんな気づきを与えてくれる頼もしい皆さんです。 写真:代替プログラム中の通訳さん3名。 ■星の音チーム  ユニキャン常連のシミケンさんから届いた1通のメール。 「実はぼく、流れ星の音が聞ける機械を持っているんです」。 「ええ! 何それ、面白そう」と、村長を筆頭に、星の音チームを結成。 八丈島の満天に輝く流れ星の音をみんなと楽しめたら素敵と、最新版の機械も購入して、実験も行っ ていたのでした。 来年は聞きたいですよね。 ご協力いただいた皆さん、ありがとうございました。 ■情報保障チーム 今年のユニキャンのテーマは「情報保障」。 日本ヒューレット・パッカード社より協賛いただいたパソコンをもとに、情報保障の強化を目指したチームを結成しました。 底土キャンプ場に日本マイクロソフト社より提供していただいたクラウドサービスのOffi ce 365 を整備して、要約筆記の準備と音声読み上げソフト等をスタンバイ。 IT に頼るこの取り組みは、決してコミュニケーションを手抜きにする訳ではありません。 スタッフが発信する公の情報を、皆さんに平等に伝達するための「情報保障」。 参加者の皆さん同士のコミュニケーションは、ああでもない、こうでもないと、工夫してさらに楽しんでいただきたい!そんな願いが込められた取り組みでした。 来年もどうぞお楽しみに。 写真:事務所で会議とパソコンの設定をしているメンバーたち。 Thank you終わり アンケート結果 (原文より一部抜粋) ◆ 参加のきっかけ ・今年特例子会社に出向になり、上司から非常に有意義なイベントなので是非参加するよう勧められたため。 ・前にも参加して楽しかったから。 今年も楽しみにしていたので参加しました。(私なりの課題や気づきを得るため。) ・友人に手話の勉強を始めたことを話したら、ユニキャンに参加してみたらと勧めてもらったこと。 ・3年前から参加しており、昨年は事情により参加できず、今年は2年ぶりに参加したいと思って。 ・弊社新人研修でユニキャンの紹介があり、今回機会を得て、初めて参加することができました。 ・前回参加者から、ぜひ参加してみてね。と紹介があったから。 ・毎年進化するユニキャンへの参加を楽しみにしています。 ・去年参加し、すばらしい経験をしたので、今年も行きたく思っていた。 その素晴らしさを友達に伝え、彼らも賛同し参加することになった。 ・会社で何度か参加している方から勧められました。 ・元々はダイバーシティー&インクルージョンがもとで知り合った知人の紹介。 その後Dialog in the dark 等のイベントへ参加したりと、この分野に大変興味があります。 ・昨年のキャンプに参加し、とても良い経験ができましたので、今年も引き続き参加しようと思いました。 ・昨年初めて参加し、とても居心地がよく今年は実行委員メンバーの一員として参加させていただきました。 ・ビジネスにてお付き合いのある企業よりご紹介。 ダイバーシティ推進の部門である人事部として出席した。 ・障がい者雇用を通じて日頃感じている喜びを更に感じたいと参加。 皆で3日間を過ごす喜びは病みつきに。 ・友達や先生から勧められたから。 ・所属する通訳者協会をいつもご利用いただいています。 仲間から、また協会機関誌上で紹介され、参加してみたいと思っていました。 ・知人からの紹介。 障害者スポーツ指導等、NPOのボランティア活動に時々参加していたため、とても興味のもてるイベントでした。 ◆代替プログラムについて ・ 今年は9月2日から3日間予定されていた八丈島でのユニバーサルキャンプが、悪天候により中止となりました。 ・ 今年のユニバーサルキャンプ申込総数は、スタッフ参加も含めて総勢127名。 9月17日に急遽設定された代替プログラムには70名が参加してくださいました。 ・ご協力いただいた参加者の皆様には、心より御礼申しあげます。 ◆ユニバーサルウオーキング ・ アイマスクであるいたり、車いすに乗ったり、押したりしたことが、いい経験になった。 ・実体験で多くの気づきがあった。 ・初めて目隠しをして、盲の方の立場で公道を歩きました。 体験自体は簡単なことですが、その怖さとサポートのありがたみを深く実体験できました。 ・障がいの疑似体験を通じて、これまで自分は理解できているつもりだった障がいのことを、実はわかっていなかったことを自覚できた。 また、不安を軽減させるために、コミュニケーションが非常に重要であることを学んだ。 ・日頃経験することのないことを体験できました。 私たちの日常が、障害を持つ人には非日常であり、逆に私たちの非日常が彼らには日常。 貴重な体験でした。 ◆ダイバーシティ・どっぷりコミュニケーション ・自然の中、自己解放して話す、聞くことの清清しさを感じました。 どの主人も、前向きで明るく率直で、すばらしかったです。 ・ 内部障がいの存在への気づき。 目に見えず大変な方もいるということを知った。 ・ 障がいがきっかけでこうなった、今はこういう生活を過ごしている、というのを聞いて勉強になった。 ・障がいをもっている方の話を聞けたから。 内部障がいや聴覚障がいの方の思いを知るのは初めてだったので、考えさせられたし、見た目で分 からない障がいに対して、障がいをもっている人が健常者に気がついてほしい要求を知ることができた。 ・部屋の主人である障がい者の講師によっては、未完成な方がいらっしゃる。 講師のトレーニングが必要かなと思いました。 ・それぞれの部屋の主人は多かれ少なかれ、取り巻くバリアを打ち破った経験をお持ちだと思います。生い立ちだけでなく、音の部屋の主のようにバリアを打ち破ったきっかけや、思い、苦労など聞きたかった。 そこから、バリアフリーのヒントが生まれるかも。 ・内部障害の方の話を増やしてほしい。(ローテーションによっては聞けない人も多いため) ◆ふりかえり ・各グループの特色が出ておもしろかった。 ・ワールドカフェ形式で、他班の意見が直に聞けたところがよかった。 ・みんなが短い時間内に感じたものを伝えようと、一生懸命でよかった。 ・ いろいろな気づきがあり、とても参考になりました。 ・気づいたこと・感じたことを率直に伝えることができたのと、短い時間の中にも関わらず各グループの発表の内容が素晴らしかったので、とても印象に残りました。 ・コミュニケーションの取り方が様子見の方が多かったからか、とりあえず概要だけ伝えて終わりになることが多かった。時間の問題もあるし、気づきの一つだと思うが、まとめの前にもう少しコミュニケーションとる時間あったらよりよいと思う。 ◆夜のダイバーシティ(Bar) ・ 参加者同士がもっとも自然体に近いスタンスでコミュニケーションをとれる場だった。 ダイバーでの普段とは異なるコミュニケーションの方法での会話が非常に楽しく、印象に 残りました。 ・ 障がいの有無にかかわらずその場にいた全員が、楽しくお酒が飲めたのが楽しかった。 ・ 一番最後の夜のダイバーシティが印象に残った。ゆったり楽しめたのがよかった。 ◆改善したほうが良い点 ・一日では、プログラムをこなすのはたりなすぎた。 ・代替プログラムでも、班の結束を固める時間がもう少し欲しかった。 自己紹介もあやふやだったので。 ・中止時のアナウンスなど、緊急連絡は携帯にしてもらいたかった。 ・屋外で開催すると思っていなかったので、日焼け対策不足でした。 予め教えてほしかった。 ・知的の障がいを持つ方も参加させてみてはいかがでしょうか? ・導入が急ぎ足で、心を開くのが難しかった。 ・ふりかえりが時間不足で浅くなり、少しもったいない気 がしました。 ・ プログラムの進行が分かりにくかった。 キチンと音の出るスピーカーがあると助かります。 ・もう少し、ひとつのプログラムをじっくりやりたかったです。 ・ダイバーシティどっぷりコミュニケーションで物足りなさを感じた。 ・代替であったからか、実体験を行う一緒の作業がなかったこと。 ・八丈島の冷水シャワーは、体調的に無理な人もいるので、温水シャワーもしくは温泉に入れるようにしていただきたい。 ・今後は中止を想定した、代替日もスタートに合わせて調整してほしい。 でも、やはり八丈島と公園では環境が違い過ぎる、と思います。 ◆欲しいプログラム ・ 導入にグループが仲良くなれるきっかけのプログラムがあるといい。 (きっかけコミュを改良する) ・もうちょっと面白いことをしてほしい。 例えば、カードゲーム。(羽田空港で飛行機の待ち時間にやった、数字のカードゲームなど) ・力を合わせて何かをやりとげるもの。パズルやクイズなど。 ・いろんな人とコミュニケーションとれるプログラムを考え中。 これは自分の宿題にしといてください! ・障がい者を見かけた時に、どのように話かければいいのかが分かる、ロールプレーのようなもの。 ・何らかのテーマに沿って一対一でコミュニケーションをとるもの。 ・参加者に環境配慮を考えさせるプログラム。 あるキャンプ場では、合成洗剤使用を禁じており、自分もそれをきっかけに、家庭でも石けんやバ イオ洗剤を使用している。 八丈島の豊かな自然は、参加者が環境を意識するよいきっかけになりそう。 ・障がいの有無に関係なく、参加者全員と話せるプログラム。 ・参加者全員で一体になれるプログラム。料理作りなど。 ◆事前?事後研修 ・「あったらいいな商品」の研修で、メンバーと議論を重ねながら真剣に考える時間が持てたのがよかった。 ・障がい者の方に配慮した製品が、みなで使えるものとなれば、よりよい社会が作れるのではと思いました。 ・一緒に参加したメンバーが、色んな障がいに関して気づきを多く得ているのを感じた。 研修を重ねるごとに周りの人との壁が薄くなるのを感じ、そこに意義があると思いました。 ・漠然と捉えていたダイバーシティの意味が理解できた。 ・色々な分野、障がいの有無など様々な方と意見交換できる貴重な場。 新鮮さもあったし、着眼点や発想の違いなどがよい刺激となった。 ・事前、本番、事後という流れによって、自分の気づきを行動に変えたり、他人の体験や気づきを知れた。 ・気づきで終わらず、解決のアイディアに落とし込み、具体的な解決方法を考えられた。 ◆このキャンプで感じたことやご意見 ・「障がい者」「健常者」という意識や抵抗がなくなったことが大変良い経験になりました。 ・1日だったけど、充実していたと思います。ありがとうございました。 ・凝縮したとてもよい時間がもてました。 キャンプ以外に(特にキャンプ参加ができない人の為に)1日のプログラムが今後もあればうれしい。 ・台風による中止とても残念でした。来年以降のキャンプやほかのイベントに参加できたらいいな。 ・あえて欲を言わせてもらえれば、もっと個性のある人の参加がほしい。 ・開催日が台風の季節と重なっているのも、少しどうなのかな…と。 ・プログラムは想像以上に素晴らしく、それを支えるスタッフの皆さんの結束、個々人の魅力は相当なもの。正直、大変驚いた。 当プログラムを通じ、真に多様性を受け入れ、それを自分の強みや魅力にまで発展させることができてるからだと思う。 ・当コミュニティを発信地として、より広くこの繋がりや気づきを社会に向け発信し、今の閉塞的な社会を少しでも変える動き(活動) ができると、NPOとしてUEAの存在意義が増すと思う。 社会的な課題解決に取り組む、若きソーシャルアントレプレナーが出ている。 UEAも負けないだけの人材がそろっているし、私も微力ながら、少しでもそのお手伝いできればと思っている。 ・初めての中止で色々な初体験ができ、協会としてはよかったと思う。 ・代替も有意義でこのプログラムを企業にセールスしてみたら? 2泊3日は無理でも、1日プログラムなら参加可能な企業も多いはず。 ・多様性の考え方を学べる機会がなかなかないので、自然な形での気づきの場であると感じました。 ・代替へは参加することができませんでしたが、説明会と懇親会への参加を通し改めて素晴らしいイベントだと感じました。 わずかな時間で、それぞれの状況にある皆さんにお目にかかりお話でき、自分自身の考えや視野が広がりました。今後もイベントやセミナーへの参加を通し、皆さんとおつきあいしていきたいです。 ・台風時期の8〜9月を避けて日程設定するのはどうでしょうか? 10月は肌寒いから7月とか。 ・キャンプにしろイベントにしろ、協会のみなさんにはいつも心の中で感謝しています。 何か手伝えることがあれば言ってください。 ・今年も充実感を感じられた。 ・運営する側なのに自分自身がユニバーサルでない行動をとってしまった。 これからも色々な気付きを素直に感じて、企画・運営にも活かしていきたいと改めて思いました。 ・参加後から自分の意識の変化を感じるようになった。駅や道で困っている方に気づき動けるように。 ・このキャンプは「新しいスイッチ」を入れるために、とても有効なもの。 ・八丈島でキャンプできたらもっと大きな財産になっただろうな、と少し残念でした。 ・いろいろな特性を持った方と接し、貴重な体験や気づきが得られた。 ・意義のあるキャンプだと感じる。 全体的な支援にも関わるが、障がい者の参加者がもう少し多いといい。 ・一人ひとりの個性や普遍性など、頭では分かっていたことが、実体験として自分の中に消化できた。 ・みんないい人ばかりで驚きました。また、障がい関係なく楽しんでいたのでよかったです! ・イベントを通じて、障がい者への理解が少しずつ広がっていき、自然にサポートできる社会が実現すればいいなあ、と思いました。 ・八丈島で実行委員の皆さんと過ごせて、非常に有意義な夏でした。 ・学生時代、アルバイトでキャンプカウンセラーをやっていた頃の思いがよみがえった1日でした。 今後どのような形で障がい者と向き合いダイバシティーを実現できるかを企業側から考えていきたい。 ・スタッフの皆さんが温かく、参加して本当に良かったです。 ・ 天候のせいですので仕方ありませんが、これに懲りず、長続きする活動であってほしい。 ・あっという間の一日でしたが、それを感じさせないくらいにみんな自然でとても有意義でした。 このまま続きを八丈島へ場所を移したいくらいに楽しかったです。 きっとコミュニケーションもより深まったんだろうなと感じました。 ・いろいろな人の力でこのキャンプが成り立っていることを改めて感じ、感謝。ありがとうございました。 第7回ユニバーサルキャンプin 八丈島報告書、終わり