’05ユニバーサルキャンプin八丈島
報告書 REPORTS

集合写真
  • 2005 年9月10日 (土) ~ 12日(月)
  • 八丈島 底土キャンプ場・その他
  • 参加者数:109名
  • 企業研修参加者・一般参加者・スタッフ (85名)
  • 八丈島 ちょんこめ作業所 (24名)

ユニバーサルキャンプ開催の意図

ダイバーシティ(Diversity =多様性、すべての人が含まれる)の考え方に立ち、年齢や障がいの有無にかかわらず、参加者へ、 そして社会全体へ向けて、「みんなが一緒にいきいき暮らせる社 会」への意識を喚起し、行動を身につけることによってユニバー サル環境の普及をめざしています。
そのため、豊かな自然の中で、キャンプという日常生活よりすこし不便な環境を味わいながら、誰もがそれぞれできることとで きないことがあることに気づき、お互いに対等な関係で協力しな がらサポートしあうという経験を通して、一人ひとりが尊厳を持 つ対等な関係としての自立・自律をめざすとともに、その輪を広 げていきたいと考えて実行しました。

後援・協賛・協力企業/団体

感謝!多くの企業・団体のお力をいただきました

後援・協賛・協力企業/団体一覧

後援 社会福祉法人 朝日新聞厚生文化事業団 東京都八丈島八丈町
協賛 大塚製薬株式会社
株式会社岡村製作所
株式会社グローテックインターナショナル
国際ユニヴァーサルデザイン協議会
コクヨファニチャー株式会社
コクヨS & T 株式会社
サントリー株式会社
株式会社スリーライト
株式会社丹青社
株式会社創環
大同生命保険株式会社
東陶機器株式会社
日本電信電話株式会社
株式会社日本能率協会マネジメントセンター
株式会社バイオセレント
富士通株式会社
有限会社プロトタイプ
株式会社ロゴスコーポレーション
株式会社UD ジャパン
協力 協力NPO 法人アニミ
NPO 法人江戸川手話通訳者協会
全日本空輸株式会社
ちょんこめ作業所
東海汽船株式会社
日本アムウェイ株式会社
NPO 法人ニュースタート事務局
八丈町の皆さん
ピアサポート株式会社
NPO 法人野外活動教育振興会
モリス青山株式会社

(50 音順 敬称略)

キャンプ報告

事前研修

事前研修は講義と実習

事前研修講義の写真 事前研修実習の写真

ユニバーサル環境を推進するために重要な、社会的背景と多様性の理解を、事前に講義と実習で修得していきました。
代々木公園で行った車いすと白杖を使っての実習は、車いす当事者の講師による指導で、研修参加者は目から鱗の体験であり。
キャンプで大変役立ったという。

  • 事前研修参加者 24名
  • 2005年8月29日(月) 10:00 ~ 17:00
  • 日本アムウェイ株式会社 研修室
  • 代々木公園内
  • 講師 内山早苗、岡村道夫、服部一弘

キャンププログラム

ぴっかぴかの晴天のもと9月10 日ユニバーサルキャンプ開始です! 晴天のもと、ダイバーシティ・コミュニケーションは始まった 他者との違いを知る、感じる、気づくためのダイバシティ・ブースにようこそ

1日目 カレーでコラボ ~やさしさカレー、うまうま大会~

写真:皆でカレーを作っている写真

皆でおいしくカレーを味わう。どの グループからも「おいしい!」の声。 笑顔も溢れている。
優勝チームは3班!
八丈の海辺で“語り”を聴く
八丈スターウォッチング

2日目 ダイバーシティ・コミュニケーション

ダイバーシティコミュニケーションをしている写真

互いの違いを知り、その能力に驚き、不便さとは何かを知る。
普段聴きたくても聴けない?を、ここでは素直に聴いてみよう。
どんな発見、気づきを獲得できるだろう。

  • 写真:音の部屋のテントの写真

    「音の部屋」聴覚障がいの方の話を聞き、不便さを知る。コミュニケーションとはなにかを考える部屋。 手話ができなくても、コミュニケーションをあきらめないで!

  • 写真:光の部屋のテントの写真

    「光の部屋」川島さんは、6歳で見えなくなったときの話を教えてくれた。
    目も心も暗闇をさまよったあと、自分自身は何も変わっていないことに
    気がつき、語りにも出会い、いまいきいきと活躍している。

  • 写真:動きの部屋のテントの写真

    「動きの部屋」 車いす使用者たちの話を聞き、障がいによる不便さを聴く。
    障がいを持っていても一人ひとりの違うことを理解して。
    「トイレの使い方も違うんだよ」

  • 写真:関わりの部屋のテントの写真

    「関わりの部屋」若い人、高齢の人、ニート経験者も、
    人の数だけ考えや生き方がある。
    そして、みんな不便さも持っている。
    そんな、いろんな人と関わる部屋。
    温泉だってみんなで入りたい
    地元の八丈太鼓の会の方々の歓迎を受けて
    キャンプファイヤーでさらに気づきを深めて

3日目 ユニバーサルスポーツ

ユニバーサルスポーツの写真

いままでの気づきを総動員して「ユニバーサルスポーツ」に挑戦。
スピードボールを使って、みんなが一緒に楽しめるルールを考えるのです。
どんなルールができるでしょう。

事後研修

多くの気づきを持って、白熱の事後研修

事後研修の写真 事後研修参加者 25名

日時 2005 年10月4日(火) 10:00 ~ 16:00
会場 東京都体育館 研修室
講師 内山早苗 服部一弘 松森果林

ワークショップ-ユニバーサルキャンプの体験を仕事や活動に活かす

  1. キャンプの感想……発表
  2. ワークショップ1……キャンプ体験の気づきを整理する
  3. 気づきと学びをさらに深めるために……障害当事者からの講義
  4. ワークショップ2……あったらいいな商品・サービスへの配慮の視点を考える
  5. ワークショップ3……あったらいいな商品・サービスの企画コンテスト

多くの気づきを今後に活かして、来年もまた、八丈にいきます。
みなさま、ご協力ありがとうございました。
引き続き来年もよろしくお願い申し上げます。

ご協力いただいた「ユニバーサルキャンプin八丈島」は、
晴天のもと109名で実施しました

誰もが障がいを持っている、障がいは特別のことではない。 誰もが何かを持っている=ダイバーシティ(多様性)の考え方 に立ち、年齢や障がいの有無にかかわらず、参加者へ、そして 社会全体へ向けて、「みんなが一緒にいきいき暮らせる社会」 への意識を喚起し、行動を身につけられることを願ってユニ バーサルキャンプを行った。

豊かな自然の中で、キャンプという日常生活よりすこし不便 な環境を味わいながら、さまざまな特性を持つ仲間達と、お互 いに対等な関係で協力しながらサポートしあうという経験を通 して、一人ひとりが尊厳を持ちながら自立・自律をめざすとと もに、その輪を広げていきたいと考えて実行。 プログラムは、折々に「手話コーラス」などを楽しみながら、 「カレーでコラボ~やさしさカレー、うまうま大会~」「海辺で “語り”を聴く」「八丈スターウォッチング」「ダイバーシティ・ コミュニケーション」「キャンプファイヤー」「ユニバーサルス ポーツ」等々。少しずつコミュニケーションが深まり、互いの 特性の違いを理解し、知恵と工夫でみんなが一緒に楽しめるス ポーツのルールづくりのプレゼンテーションを気づきの終着点 と考えて実施した。

メインプログラムは、2日目の「ダイバーシティ・コミュニ ケーション」。太平洋を前面に、一面芝生の大潟浦で、タープ テントを4箇所に張って、「音の部屋」「光の部屋」「動きの部 屋」「関わりの部屋」を設置。その部屋の主人は、聴覚障がい 者、視覚障がい者、車いす使用者、そして障がい手帳は持って いないけれど多様性のある異年齢の人たち。互いの違いを知り、 その能力に驚き、不便さとは何かを知る。普段聞きたくても聞 けない不思議やなぜを、部屋の主人から思い切って聞いてしま いましょうと、20分ごとに部屋を移動しながら、部屋の主人達 も他の部屋を訪れることができるよう工夫したプログラム。

「トイレはどうやってするんですか?」 「みんな違うんですよ、僕は、、、、、」 「みんなお酒が強いみたいですが、酔っぱらったらどうなるん ですか?」 いままで聞けなかった、素朴な疑問が飛び交う。手話ができな いからと、コミュニケーションを諦めないで!と「音の部屋」で は、ボードも駆使してコミュニケーション。 100名いれば100 の特性があることを体感できたユニバーサ ルキャンプは、企業研修参加者・一般参加者・スタッフ・手話 通訳者含め85名、さらに八丈島では「ちょんこめ作業所」のメ ンバー24 名も加わり、総勢109名でプログラムを楽しみ、多く の気づきと感動をおみやげに終了した。 ご後援いただいた八丈島八丈町町長はじめ観光課の方々、朝 日新聞厚生文化事業団の御後援とともに、協賛・協力30 企業・ 団体、島の多くの方々のお力をいただいたことに心より感謝し、 御礼申しあげます。

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03-5460-8858

営業時間

平日 9:00~16:00 (休・祝日を除く)

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