ユニバーサル蕎麦打ち(ユニ蕎麦) ー ユニバーサルイベント協会 東海幸雄
2024年02月14日 コラムユニ蕎麦とはユニバーサル蕎麦打ちのことで、どんな特性がある方でも楽しくそば打ちが出来るよう工夫しながら、この15年間みんなで楽しく実施してきました。
コロナ渦ではやむなく中止しておりましたが、2022年末より、さまざまな感染対策を取り再開しており、今後も続けていきたいと思っています。
蕎麦打ちの工程は、
①水回し(蕎麦粉と小麦粉に水分を加え混ぜる)、②延し(丸い蕎麦生地を麵棒で薄く延ばす)、③蕎麦を切る、④蕎麦を茹でる、ことです。
各特性への工夫は、車いす、低身長の人のため高さを低くし作業をしやすいようにしており、視覚障害の人へは触って確認してもらうとか、聴覚障害の方へも見てわかるように具体的に丁寧に指導します。延し、蕎麦切りの時も一緒に指導するなど情報保障にも気を配っています。
実際、蕎麦粉から自分で茹でるところまで仕上げる、そして食べると凄く美味しいのです。
蕎麦打ちは奥が深く、本来、蕎麦粉と水の相性は悪く水回しの工程が一番難しく、小麦粉と水がうまく一体となっていけば、それさえうまく出来れば、うまい蕎麦が出来るのです。優しく丁寧に水回し、相性が悪い同志の素材を上手になじませ蕎麦生地を作れば、茹でた時に蕎麦が切れないし、歯ごたえがありコシがあるうまい蕎麦になるのです。
蕎麦打ちはうんちくを語ればきりがありません。蕎麦の実から粉にするとか、厳選した水を使うとか、麵汁作りを行程通りに作るとかありますが、シンプルに我々が使っている幌加内産の蕎麦粉を使えばうまい蕎麦が出来ます。蕎麦打ち未経験の方も、今後ご参加いかがですか。