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熱中症対策とDE&I – ユニバーサルイベント協会理事 犬塚圭介

2025年08月08日 コラム

先日、一人で京都を訪れました。
その日は京都の夏の風物詩である祇園祭の山鉾巡行の前夜で、
宵宮祭(よいみやさい)にあたり、大勢の人と屋台でにぎわっていました。

夏の京都は盆地ならではの高温多湿です。

ふらっと立ち寄った居酒屋の京都生まれ京都育ちという店主も、
子どものころの暑さとは変わってきたとこぼしていました。

私も熱中症予防のために水分を頻繁に補給しながら、真夏の京都散策を楽しみました。

さて、熱中症に関して労働安全衛生規則の改正(令和7年6月1日施行)をご存知でしょうか。
この改正により、事業者には以下の措置が義務付けられました。

「体制整備」
「手順作成」
「関係者への周知」

対象となるのは
「WBGT(暑さ指数)28度以上または気温31度以上の環境下で連続1時間以上または1日4時間を超えて実施」
が見込まれる作業です。

一言でいうと、事業者に対する「熱中症対策の義務化」です。

私が日ごろ勤務するイベント制作会社でも、炎天下の作業など避けられず、
これまでも毎年熱中症予防に対する注意喚起が行われています。

特に熱中症を引き起こしやすい要因(引き起こしやすい人)として、

体調不良の人
暑さに慣れていない人
体力の弱い人(新人・アルバイト)
肥満の人
などが挙げられています。

その中でも私が注目するのは「体力の弱い人(新人・アルバイト)」たちです。
もちろん体力の弱さもあると思いますが、立場的に体調不良など声を上げにくい、
遠慮をしてしまうことも背景にあるのではないでしょうか。

これは、新人・アルバイトに限らず、例えば小さな子供や、何かしらの理由で気持ちを伝えることや、
コミュニケーションを取るのが苦手な方たちも同様ではないでしょうか。

また、身体的な障害などにより、体温調整が苦手な方も熱中症リスクが高く、
気づいた時には症状が進んでいる場合があると、車いすユーザーの当事者から伺ったこともあります。

弊社はユニバーサルイベントの視点からも、労働安全衛生規則の改正を踏まえて、
これまで以上にイベント開催に伴う、イベント関係者や参加者、スタッフなどの熱中症対策の徹底に取り組んでいます。

また、ユニバーサルイベント協会としても「ユニバーサルキャンプin八丈島」の再開を11月に予定しています。
これも暑さへのリスクを考慮した開催時期の変更です。

より安全で安心して参加できる開催に向けて準備を進めています。

熱中症対策をDE&Iな視点で捉えると、
より多くの方が安心して暮らせる社会づくりに向けた視点を持つことや、
気づきにも繋がるのではないかと、瑠璃光院の庭を眺めながら、ふと思いました。

ユニバーサルイベント協会理事 犬塚圭介

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