ユニバーサル村 in 八ヶ岳に参加して感じたこと ー ユニバーサルイベント協会会員 笛木翔太
2024年05月14日 コラム 私は去年、ユニバーサルin八ヶ岳に参加した。
参加のきっかけは、コロナの影響で八丈島のイベントがしばらく開催されておらず、久しぶりに八丈島のようなイベントが開催されると聞いて、参加したくなったからだ。
プレ開催ということもあり、人数は少なめで、途中で帰ってしまう方もいて、八丈島のユニバーサルキャンプのようにたくさんの交流があったわけではなかったが、それでも畑仕事という普段はできない経験ができて楽しかった。
畑仕事は都会に住んでいて、全盲の私にはあまり縁がないものだった。実際に鍬を使って畑を耕し、シートを被せてニンニクを植える穴を開けて、ニンニクを植える。植える際も現地のガイドの方が丁寧に説明をしてくださり、同じグループの方が一緒に作業をしてくださったので、初めてとは思えないほどスムーズに作業ができた。
ニンニクを植えた後、ピーマンやなすを収穫した。実際に収穫仕立てのピーマンを生で食べたが、その美味しさは言葉では言い表せないものだった。この感動は実際に現地に行って体験しない限り味わえないものだ。イベント終了後、ピーマンを持ち帰って家で食べたが、収穫仕立てのピーマンの味には及ばなかった。
今年の6月、第2回目が開催されるとのことだ。前回植えたニンニクがどのようになっているのか、6月の畑はどのようになっているのか、楽しみな点は多い。私は仕事の関係で参加が難しいが、6月のイベントが初回開催の前年度と比べてどのように進化しているのか、見守っていきたいと思っている。